【Try&Error】「Be」から「Doとの共存」時代へ
年の始めに、ほぼ日手帳みくじで「軽」を引いたことを書きました。
色々考えて、やっぱり今年は「軽」だな。
と思ったので、長くなりそうですが思うところを書いてみたいと思います。良かったらお付き合いください。
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以前、水島広子さん(精神神経科)の本を何冊か読みました。
「自己肯定感」を上げるには、
Do 「~が出来る」
ではなく
Be 「~である」
ことを認めてあげる。のが良いそうです。
失敗したり挫折したりすると、
マイナスをゼロに
ゼロをプラスに
する力が必要になると思うけれど、
その過程で、
マイナスまたはゼロの
あるがままの自分をまずは受けとめる
でも無理に受け入れなくてもよい
ゼロを無理にプラスにする必要はない
これが発見でした。
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けれど、コロナで一段と時代の流れが早くなり、
Do 「何が出来るか?」
がフォーカスされる時代
が来てしまった気がします。
youtuber(自ら何かを表現する人たち)がリッチになり
真面目に働いてきたサラリーマンが
例え大企業であっても
AIや早期退職制度で職を失ったり
副業を推奨され、あるいは副業が必要となり
銀行預貯金利子や日々の節約だけでなく
株などの投資で資産を増やさなくては
将来が不安になり
という世の中になってきたと思いませんか?
益々生きづらくなっていくのか?
それとも
水を得た魚のように自由に自己表現して世に出て行くのか?
あなたは何をしたいのか?
何をしたいか分からなければ、
思いついたものから
走りながらやってみながら
途中で修正したり
無理なら止めて次に行ったり
どんどん失敗を恐れずに
トライアンドエラー
を繰り返さないと。
いつか気がつけば、
自分の中の何かが
ゼロか、ジリ貧でマイナスか
になっているかもしれない。
と不安になるんです。
というのも、もう随分と長い間、何をしたいのか分からないから。
(少し極端な言い方ですが、あえてこのまま進めます。)
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以前、日経ビジネスに、
某日系企業とテスラの違いは、
トライアンドエラーを許す文化かどうかだ!
という記事がありました。
真偽のほどは分かりません。
でも、今、中国のIT業界が抜きん出ているのは、
トライアンドエラーをいかに数多くやって
間違いや無駄の検証と新しい発見を促すサイクルを
いかに早く回しているかに尽きると思います。
ノンミス(100%の完成品)になるまでGoサインが出ない。
誰もが責任を取らなくて良いように、ギリギリまで頑張りました。の姿勢がなくては、何も進まない。
では、どんどん周りに追いつかれ追い越される!
「意志決定が遅い」は、致命的なんじゃないだろうか?
そんな時代が、やってきてしまったと。
例えば、
きっと日本は、コロナの状況を見ながら、
ギリギリまで東京オリンピックの開催を「する」
方向で調整するだろうな。と思っています。
ワクチン接種が進めば開催の可能性は高くなりますね。
ここからは、一般論として言います。
「やるな」と言っているのではなくて、
やらない選択肢も早めに考えて、対策を練ってシェアしておいてほしい。
やらないことで困る人もいる。
でも、ギリギリまで引っ張られて、
「やっぱりやりません。」って言われるよりは、
少し前に、「やらないことも検討中だから、プランBも考えておこう!」
って言ってほしい。
もっと言うと、
「やるけど、方向性がこんな風に変わる可能性がある」というプランA'もシェアして欲しいし、
もっともっと言うと、
プランA、A’、Bの実現可能性も比較して常にアップデートして欲しい。
さすがにオリンピックの開催可否についてこれをやると混乱しそうなので、あくまでも一般論として。
敗者復活の文化があれば、何があっても次があるのだけれど。
日本にはまだ一回きりの許容しかないのだろうか?
アメリカが、全て出来ているとか何も間違っていない。などとは、決して思っていない。
けれども、イーロンマスクのような人が、
何度失敗してもロケットを飛ばし続け
何度失敗しても電気自動車を作り続け
今やうなぎ登りの株価をみると
アメリカという国にはトライアンドエラーを許容するだけのキャパがあると思う。
ただし、トライアンドエラーを自分が受け止めるには、強靭な精神が必要!Doで失敗しても、Beで己をありのまま受け止めるだけの精神力が。
では、
それほど何か出来るわけでもなく
それほど精神力が強いわけでもない人は
どうしたら良いのだろうか?
受け身でいてはいけないってことかな。一歩足を踏み出そう!ってことだよね?
自分のキャパをめちゃくちゃ超えるようなアクロバットは求めていない。ハズ。
そして、
自分が好きなことや得意なことは勿論だけど、
得意でなくても興味があることを
軽く始めてみてもいいんじゃないかな?
と思うのです。が、いかがでしょうか?