生理後痩せやすい論。データから考察する

参考論文 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kasei/70/0/70_75/_pdf/-char/ja 若年女性の月経周期における女性ホルモンの変動が脂質摂取量に与える影響  

https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/58/6/58_6_261/_pdf/-char/ja  正常月経周期内におけるレプチン,性 ステロイドホルモン 及びエネルギー摂取変動

生理後に痩せやすいと聞いた事がある方もとても多いと思います。
今回はその定説をもとに様々な論文をもとに考察してみた。

渋谷でSTUDIO KOMPASというジムを運営している
パーソナルトレーナーの (@mako_trainer)が解説していきます。 
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生理後は痩せやすい

性ホルモンの周期の影響で生理後は痩せやすいと言えます。
高温期と低温期で性ホルモンの分泌量に差があります。
主に高温期はプロゲステロンというホルモンが優位になり浮腫みやすさや、食欲の増加の可能性があります。 これが【太りやすい】と言われる由縁でしょう。
低温期ではエストロゲンが優位になります。この時期が【痩せやすい】と言われています。

体重の増減

7年間ボディメイク の経験をしてきて思うところは生理前後の体重の増減はそこまで気にしない事が必要。
やはり体重が増えたら気持ち的にがっかりすることは理解できますが、それが脂肪で増えたのか?というところで考えれば、脂肪量が増えたとは考えにくいからです。
脂肪量はカロリー収支に依存します。例えオーバーカロリーになっても脂肪量1kg増えるには7000kcal以上のオーバーが必要になります。そんなに過剰になる事は数日の間ではほぼ考えられません。

増えた分はほぼ水分量です。
気にしない事が必要です。短期間での体重増減に関して執筆した記事はこちら。
https://note.com/mako_trainer/n/n55b2f8eca59c

レプチンの働き

レプチンというホルモンはご存知でしょうか?
満腹感やエネルギー消費に関わるホルモンです。
レプチン受容体がレプチンの働きを受信し
「お腹いっぱいになってきた」とシグナルを出します。その結果余分な摂取を予防し、その後エネルギー消費につながるという流れです。

生理周期とレプチン

紹介した論文には黄体期と月経期でのレプチンの働きに関して報告しています。
レプチンの作用で摂取エネルギーに差が出るという事です。
摂取カロリーに差があれば脂肪量の増減に関与するのは、理解するのが簡単だと思います。


脂質摂取量

黄体中期に比べ後期の方が脂質摂取量が増加すると言われています。

まとめ

生理周期に合わせて食欲の増減が現れる事が、痩せやすい・痩せにくいと言われる由縁だろうと思います。

それと同時にホルモンの作用で浮腫みやすさがあります。
お腹すいた→食べる→増える=太りやすい
食べる→満腹感+むくみも抜けてる=痩せやすい

という感覚的な話が多いと思います。

どちらの時期であろうと脂肪量の増減はカロリー収支に依存します。




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