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筋トレとホルモンの関係

渋谷でSTUDIO KOMPASというジムを運営している
パーソナルトレーナーの (@mako_trainer)が解説していきます。 
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トレーニングとホルモンの関係はとても密接です。
体を変えるのは筋トレではなくホルモンの働きです。

トレーニングにはホルモンの分泌を促進しホルモンの働きで筋肉をつけたり脂肪を分解したりの作用があります。

トレーニングでのボディメイク はこの作用を使ってボディメイクを行っているという事です。

今回は筋トレ後に分泌が盛んになるホルモンをメインに筋トレとホルモンの関係を解説していきたいと思います。

ホルモンとは

非常に微量で体内の健康を維持しようと働きを行うものです。

ホルモンは全身の様々な臓器で作られています。

・視床下部
・下垂体
・甲状腺
・すい臓
・副腎
・卵巣
・消化管 など

身体活動を行い様々な刺激からそれがシグナルとなり、上記に器官からホルモンが生成されます。


筋トレ後のホルモン

筋トレ後も筋トレによってシグナルを受けホルモン分泌に影響します。

トレーニングの直後は血中のホルモン濃度が高くなります。
また、定期的にトレーニングを行うことによって、長期的・慢性的に血中のホルモン濃度に変化が起こると言われています。

筋トレを一回やって体を変わらないというのはまさにこれの象徴と言えます。
長期的慢性的に変えていくことがボディメイクでは必須です。

性ホルモン


筋肉の付き方に大きく作用するのは、男性ホルモン所謂テストステロンと言われるホルモンです。
これは男女ともに持っているホルモンですが、男性に比べて女性は1/20と言われています。
なので女性は男性よりも筋肉がつきにくいという理由になります。

性ホルモンもトレーニングの影響を受けます。
大筋群のトレーニング1 RM の 85%から95%重量で複数セット行う、なおかつ休憩時間を短く60秒から90秒に設定。
このようなトレーニング内容にすると男性ホルモン(テストステロン)の濃度が高くなると言われています。

筋肥大を狙ったトレーニングを行う場合、筋肉への刺激と共にホルモンの放出という観点からも高重量のトレーニングそして十分なセット数を行うことは必要ということです。


成長ホルモン


成長ホルモンは筋肉や骨の成長を促すだけでなく、体脂肪の利用を促進する働きもあります。

この成長ホルモンの分泌をより促すためにもトレーニングが有効です。
乳酸に反応して成長ホルモンは分泌されるので、解糖系エネルギー機構を使うトレーニングプロトコルが成長ホルモンの分泌促進に有効であるといわれています。

ということは1 RM の75%から85%程度のおもりで複数セットなおかつ休息時間を60秒から90秒と短く設定することが乳酸を蓄積させるトレーニング プロトコルになります。


乳酸→成長ホルモン→ホルモン感受性リパーゼ→脂肪細胞のエネルギーが利用されやすくなる


24~48時間効果があると言われています。
参照 https://www.dimjoy.jp/ahuter-burn/

またトレーニング後に炭水化物とタンパク質の組み合わせで栄養素を摂取することで安静時の成長ホルモンの濃度を高めるというデータもります。

筋肥大のために必要な栄養素を摂取しつつ、ホルモンの働きにも働き掛けられるのは一石二鳥ですね!


筋トレ×ホルモン


身体は様々なホルモンの働きを受けて健康維持を行います。ボディメイク も同じく、ホルモンの働きを利用して行っています。


筋トレがホルモン分泌のトリガーになる。ホルモン分泌はどのように作用するか?
様々なホルモン分泌の知見を深めていく事が、ボディメイク を安全に行っていくことにつながります。


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