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脂質の代謝経路は?吸収から代謝までを簡単に図解

身体についた脂肪を落とすことを目的にダイエットをしているけれど
その脂肪はどのように代謝されているのか?
代謝経路を知ることで体作りの理解が深まります。
渋谷でSTUDIO KOMPASというジムを運営している
パーソナルトレーナーの (@mako_trainer)が解説していきます。 
instagram @mako_trainer もお願いします!


参考論文
脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―
https://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf

脂肪の代謝経路は?どのようにエネルギーに変換されていくか図で理解する。

身体に貯蔵されている脂肪(中性脂肪)は摂取した栄養素が余った場合に貯蔵効率をよくする為に脂肪という形に変換して貯蔵します。

貯蔵効率が良いが故に中性脂肪がエネルギーとして使われるまでは長い過程を踏んで行きます。

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まずは摂取した栄養素・血中の栄養素から順に使われていき、その後筋肉や肝臓に貯蔵された糖質を使い、その後に貯蔵されて脂肪が使用されていきます。

身体に貯蔵された脂肪をエネルギーとして使用していく為にも、アンダーカロリーが必要ということは改めて理解できます。

中性脂肪を分解。筋トレでは?


中性脂肪を分解するにはリパーゼという酵素が必要です。
図でも紹介しましたがクエン酸回路では酸素が必要です。その為有酸素運動が脂肪の燃焼に有効だと言われている要素の一つです。

有酸素が脂肪の燃焼に有効なのは間違い無いですが、筋トレも脂肪燃焼に有効です。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

筋トレでは成長ホルモンの分泌が促されます。成長ホルモンの働きでホルモン感受性リパーゼというリパーゼの働きが活発になり脂肪をエネルギー変換しやすい状況にします。


まとめ


脂肪が蓄積するには摂取したエネルギーが余剰することで、貯蔵効率の良い脂肪という形で蓄積される。
蓄積された脂肪は貯蔵効率が良いが故、エネルギーとして使われるには他のエネルギーがしっかり使われている状態でないといけない。

原理原則を理解することで、脂肪を減らす為にするべきことが見えてくるのではないでしょうか?

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