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ルーキーと思えない風格。高本幹也の安定感(20230106 サントリー×神戸製鋼)

キック成功率100%

5ゴール3PGで19得点

神戸製鋼の勢いを封じたのは、頼れる1年目の若武者だった。

©スポーツニッポン

高本幹也

帝京大学時代に全国優勝を経験。

4年生の時の試合を見ていたが、顔に傷を負いながらも大学No.1SOとして活躍。

当時、実際に生で見た選手権準決勝筑波大学戦高本は先発出場。

その時はコンバージョンをあまり決めれていなかった。

しかし、視野の広さやパスコントロールの的確さが優れており、

センスの塊

のような選手だった。

昨日の試合

サントリー神戸製鋼と対戦。

試合前の勝敗は互いに2勝1敗

サントリーは前節、ホンダに勝利。
その前の東芝戦黒星からの連敗を避けた。

神戸製鋼は前節、東芝と対戦し、7点差で惜敗。

サントリーはキャプテン堀越康介がトライを決めて先制。

この試合の主役・高本幹也がコンバージョンをしっかり決める。

その後、神戸製鋼のペナルティにより、サントリーはショットを選択。

再び高本がペナルティゴールを冷静に決めた。

しかし、その後は神戸製鋼が息を吹き返す。

サントリーは自陣ゴールライン際での守備の時間を強いられると、終わってみれば前半に4トライを奪われ、20-26で試合を折り返す。

後半、巻き返したいホストチームは堀越が2トライ目を奪う。
高本が冷静にコンバージョンを決め、逆転。

圧巻だったのは後半23分。

自陣からフィールドでバウンドして敵陣22メートルラインより外側のタッチラインを切った場合、自軍ボールのラインアウトで再開となる「50:22」を狙ってキック。

フィールド内ではねたボールがまさにタッチを切ろうとする間際、阻止しようとした相手WTBがタップ。このルーズボールをチェースしたコルビが獲得し、来日初トライを生んだ。

↓引用↓

試合終了間際にペナルティゴールを再び決めて、ノーサイド。

44ー36でサントリーが連勝。

試合後のあいさつ
子供達の声援に耳を傾け、写真撮影に応じる選手も

全勝のパナソニック東芝に次ぐ、単独3位とした。

今年のリーグワンは各チームレベルアップし、接戦が多い。

昨シーズン3位のキャノンは今節、三菱重工相模原と対戦。

前半途中、3-22の大差をつけられるも、怒涛の追い上げを見せ、終わってみれば40-35で辛勝。

パナソニックトヨタと対戦し、最大22点差をつけられるも、後半に大逆転劇を見せた。

各チーム、戦力が向上している要因は
高本を中心とした、将来のジャパンを背負うポテンシャルの高いプレーヤーが増えているからだ。

©アフロスポーツ

昨シーズン、ルーキーイヤーの木田晴斗がクボタの初優勝に貢献。

リーグワンベスト15(WTB)にも選出された。

高本木田に共通するのは大観衆の中、平常心でプレーできている点なのではないだろうか。

昨日の試合

高本は2万人近くの観衆の前で一本も外さず、自分の仕事を全うした。
そのメンタリティはプロで戦っていく上で大きな武器になる。

©スポーツ報知

リーグ全体の活性化へ

若手の活躍に大いに期待したい。

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