東京ヤクルトスワローズ ドラフト会議を振り返って
投手3名、捕手1名、内野手1名。バランスの取れた指名の印象
推しのヤクルト、指名した選手の一覧を振り返る
結論として、総合的に良かったのではないかと。
80点くらい?(笑)あげすぎ?(笑)
3年秋のリーグ戦では2完封を記録し、最優秀投手選出 専修大・西舘昂汰
ヤクルトは1巡目、國學院大の武内夏暉投手を指名したが、西武、ソフトバンクと3球団の競合の末、西武が交渉権を獲得。
外れ1位として専修大の西舘昂汰投手を単独指名し、交渉権を手にした。
身長188センチ、体重92キロと体格に恵まれた右腕。
最速152キロの直球を軸にスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を投げ分ける。
即戦力投手として、来季から先発ローテーションの一角として期待される。
今年のドラフトは一言でいうと、「東都投手豊作の年」
お分かりだろうか。
7球団が1巡目指名で東都リーグに所属する投手を指名した。
元々、西舘投手のことは知っていた。
素質は十分。長身という点から、落差のある変化球も魅力の一つ。
細かな制球力が課題とされているが、まずは一軍で1シーズン投げる体力づくり。
ヤクルトは今年、ケガ人が多くて苦しめられた。
年間を通してケガをしないことがまず大切。
そして、ヤクルトに来てくれてありがとう。
ヤクルトは言わずもがな、先発投手の補強が急務。
今年は2桁勝利がライアン小川のみ。
(今年の先発ローテ)
小川泰弘 10勝8敗 防御率3.38
サイスニード 7勝8敗 防御率3.67
小澤怜史 6勝4敗 防御率3.02
ピーターズ 6勝5敗 防御率3.22
吉村貢司郎 4勝2敗 防御率4.33
高橋奎二 4勝9敗 防御率4.60
そう、だからピッチャーは何人いてもいい状態。
武内投手を狙ったのは、おそらくサウスポーの勝ち柱がいないからかと。
奎二、来年は頼んだぞ
巧みな投球術と多彩な変化球を組み合わせる右腕 トヨタ自動車・松本健吾
2位、3位も投手を指名。
2位はトヨタ自動車の松本健吾
高校が東海大菅生ということで、公式戦をやったことがある私はとても親近感がある。(笑)
2022年の日本選手権2回戦では自己最速となる152キロをマーク。
鋭く落ちるスプリットも武器で、スプリット以外の変化球も精度が高い。
菅生時代は3年夏にエースとして甲子園4強入りと大舞台に強い。
現在、ストッパーは田口麗斗が務めているが、大事な8、9回を任せるのもありなのでは。
4年春のリーグ戦で自己最速の149キロをマーク 明治大・石原勇輝
3位は明治大の石原勇輝
キレのある直球と落差の大きなカーブ、チェンジアップで緩急を駆使した投球が武器。
東京六大学リーグでは通算28試合に登板し、3勝1敗、防御率3.17
村田賢一、蒔田稔、石原勇輝の三枚看板の活躍で今春リーグ優勝へ導いた。
田口がストッパーに回り、空いた貴重なサウスポーの一角として期待したい。
強肩強打。3年時には春のセンバツで安打を記録 常葉大菊川・鈴木叶
4位の常葉大菊川・鈴木叶は強肩が売りのキャッチャー。
2年夏の静岡大会で全試合に4番として出場。
攻守の要としてチームを引っ張り、3年時には春のセンバツでもヒットを放った。
ヤクルトの捕手は正捕手の中村悠平に加え
今年94試合に出場した内山壮真
強肩が売りの古賀優大
がいる。
ライバルは多いが、まずは経験を積んで彼らを脅かす存在となってほしい。
広角に打球を放つヒットメーカー BCリーグ新潟・伊藤琉偉
5位で指名されたのはBCリーグ・新潟の伊藤琉偉
主なポジションはショートだが、セカンドやサード、外野もできるユーティリティープレイヤー
50メートル走のタイムは6秒08
遠投の記録は110メートルで、チームでもトップクラスの肩の強さを誇る。
走攻守での活躍に期待したい。
プロになれるのはほんの一握り。
自分も子供の時にプロ野球選手になりたいと思ったことがあるが、中学高校とやっていくに連れてレベルの高さを痛感。
こうして別の道を歩んだ人はたくさんいるはず。
今日、こうしてプロ野球選手になったのは最後まで諦めず、自分の信念を貫いた人達だ。
まだ、スタートラインに立ったところ。
一人でも多くの選手が活躍することを祈っている。