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クロシビカマス=ダツ!?

先日の三崎いしいしんじ祭で、いしいさんとお魚屋さんまるいちののんちゃんのトークショーをお聞きすることができました。

まるいち
左から、トークショーの会場「本と屯」の店主ミネさん、いしいさん、のんちゃん

キレのいいいしいさんと、のらりくらりしているのんちゃんのお二人の関係やテンポ感がとてもおもしろかったです。

ちなみにこの会場の「本と屯」、元々船具店だった店舗を改装し(大きな神棚がそのまま残っていたのが印象的でした)、いしいさんがご実家で所有していた本を提供されたそうで、他に置いてあるたくさんの本と共に自由に閲覧できます。

いしいさんがダツというお魚について話されていました。

ダツは吻が長いお魚で、刺さってケガをする人もいるとか。

ちなみにサンマやトビウオやサヨリなど、ダツ目の仲間はみんな細長いです。

するとのんちゃん、「三崎ではクロシビカマスのことをダツと呼んでいる」と発言。なんですって!?!?!?

クロシビカマスは真っ黒い外見からスミヤキとも呼ばれ、身は白身のおいしいお魚。

私が以前に三崎へ来て食事をした際。

以前三崎港で食したダツ入りの定食

入口の看板に書かれていたダツ(刺し盛りの右下)が珍しいと思い注文。

「ダツって青魚じゃないのかなあ?もっとアジっぽい身の色のイメージだったけどこんなに臭みのない白身??」と疑問に思い、店員さんに確認したところやはりこれがダツとのこと。

そうか、これはクロシビカマスだったんだ!!!そしておそらくすき身。ネギトロみたいなイメージです。

思わぬところで疑問が解けました。めちゃくちゃすっきり。お魚の地方名や地方料理はどんなにテキストを読んだりネットで調べても、現地の一次情報に勝るものはないと改めて思いました。

お恥ずかしながら、、、過去に公開した動画では青魚と言い切ってしまっています(疑問を残さずもっときちんと確認すればよかった、詰めが甘い)。が、ここへ来なければ食べられなかった地魚に大満足!

三崎では他にもヤリイカのことを「めといか」と呼んでいるなど、他の関東の地域と違う呼び方がなぜ定着したのかとても興味深いです。

いしいさん、のんちゃん、素晴らしいお話をありがとうございました!

お魚あれこれ、こちらもぜひお読み頂けたら嬉しいです。


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