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noteや文章を書いて自由になるとは、こういうことか!

文章を書くうえで「自由になりたい」と願う人は多い。自分が思ったことをそのまま書けるようになりたい、自分らしい言葉で表現できるようになりたい。そんな理想を抱きながら、なぜか手が止まってしまう。

「何を書いていいか分からない」
「この言葉で伝わるのか不安」
「自分らしい文章って何?」

でも、自由になるって、何だろう?最初から自由に書ける人なんていないはずだ。むしろ、不自由さを抱えながら書き続ける中で、少しずつ「自由ってこういうことか」と感じられるようになるんじゃないか。

そして、その「自由」に近づくとき、見えてくるのは、意外にも「本当の自分」だったりする。

自由になると、自分が見えてくる


自由になるためには、自分の中にある不自由さに気づく必要がある。それがどんなものかは、人によって違う。

たとえば、最初は自分の文章の文体や文末が気になるかもしれない。

「なんか、この語尾、いつも同じ感じだな……」
「句読点の置き方がしっくりこない」

そんな違和感が気になりだすと、それは一見マイナスに思える。でも実は、その違和感こそが、自分を知るための第一歩だ。

あるいは、「最初に思ったことをセリフにして書きたくなる」という癖に気づくこともあるかもしれない。

「これ、誰に向けた言葉なんだろう?」
「なんでセリフにすると安心するんだろう?」

そうやって書き続ける中で、「自分ってこういうところを大事にしてるんだな」「こういう表現が好きなんだな」と、自分自身についての新しい発見が増えていく。

自分で思っていた「自分」とのズレ


もっと面白いのは、文章を書く中で、「自分が思っていた自分」と「実際に見えてきた自分」がズレていることに気づく瞬間だ。

たとえば、「自分は冷静でロジカルなタイプだ」と思っていた人が、いざ文章を書き始めると、どこか感情的な言葉やエモーショナルな表現を多用していることに気づくかもしれない。

あるいは、「自分はシンプルで無駄のない文章を書くのが好きだ」と思っていた人が、実際には長い説明や比喩表現にこだわりがあることに気づくかもしれない。

このズレを見つけるのは、最初は少し居心地が悪いかもしれない。でも、自由に近づくためには、この「ズレ」に気づき、受け入れることが欠かせない。

どっちが本当の自分?


文章を書きながら感じる「ズレ」は、どっちが本当の自分なのか分からなくなることもある。

たとえば、「自分はもっとしっかりした文章を書きたい」と思っているのに、実際には軽めの言葉でふざけたようなトーンの文章が書きやすい、と感じることがあるかもしれない。

そんなとき、どっちが本当の自分なんだろう?と迷うことがある。でも、その問いに明確な答えを出す必要はない。

なぜなら、どっちも本当の自分だからだ。

冷静でロジカルな部分も、自分の一部。
感情的で感覚的な部分も、自分の一部。

文章を書き続けることで、その両方の側面が少しずつ見えてくる。そして、その両方を認められたとき、初めて「自由に書ける」という感覚を味わえるようになる。

自由になるためには、数を書くこと


では、どうやって「自由」になれるのか?その答えはやっぱり、「数を書くこと」に尽きる。

なぜなら、最初から自由に書ける人なんていないからだ。自由に見える文章を書いている人だって、最初は不自由さを感じながら、何度も手を動かしてきたはずだ。

数を書く中で、少しずつ自分の不自由さが見えてくる。その不自由さを1つずつ解きほぐしていく過程で、自分らしさや、自分の文章の型が見えてくる。

最初から完璧を目指す必要はない。むしろ、不完全でぐちゃぐちゃな文章を書きながら、「自分ってこういう人間だったんだな」と気づいていく。それが、自由になるための一番の近道だ。

自由は、あなたの中にある


自由になるとは、単に「うまく書けるようになる」ということではない。むしろ、自分の中にある不自由さに気づき、その不自由さを受け入れることだ。

書くことで、自分の言葉や癖、自分らしさが見えてくる。その過程で、少しずつ自分の本当が明らかになっていく。

だから、まずは数を書こう。不自由さを感じることを恐れずに、自分の中の「ズレ」や「違和感」に向き合おう。

その先に、きっと今まで気づかなかった自由と、本当の自分が待っているはずだ。

これが、いつもnoteを書くときに、いちばん大切にしてることだったんです。

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長谷部悠斗//お話を聴くひと😽
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