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話せるのに書けないのはなぜ?「感想文が書けない現象」の正体

ココナラの電話相談をやってても感じるんだけど、「話せるのに書けない」って人、めちゃくちゃ多い。実際、僕もそうだった。話してるときはスラスラ言葉が出てくるのに、いざ文章にしようとすると、なんか不自由になる。

これ、何なんだろう?

そう考えたときに思い出したのが、「感想文が書けない問題」だ。

小学生のころ、本を読んで「面白かったな」とは思ってるのに、いざ先生に提出するとなると、「さて、どう書こう……?」って固まる。自分の本当の感想が出てこなくて、気の利いたことを書かなきゃって考えすぎてしまう。

大人になっても、これって変わらないんじゃないか?

話すのは自由、書くのは不自由。何が違う?


なぜ「話すのは自由で、書くのは不自由」になるのか?

まず大きいのは、「正しさのプレッシャー」だと思う。

① 書く=残るものだから、評価されるのが怖い

話すときって、その場で消えていく。だから、失敗しても「あ、違ったわ」とか「なんて言うか…まぁ、そんな感じ!」みたいに修正できる。でも、書くとなると、そうはいかない。

文章は残るものだから、「これが自分の考えだ」と固定される感じがする。だから、「間違ったことを書いたらどうしよう」とか「つまらないって思われたら嫌だな」とか、無意識に気にしてしまう。

実際、僕も昔はブログを書くとき、めちゃくちゃ考え込んでた。「これでいいのか?」「もっと良い言い方があるんじゃないか?」って悩みすぎて、結局投稿ボタンを押せないこともあった。

でも、書き続けるうちに気づいたのは、完璧な文章なんて存在しないってこと。むしろ、「正しく書こう」としすぎると、伝えたいことがぼやけてしまう。

② 誰に向けて書くのかが曖昧になる

話すときは、目の前に相手がいる。だから自然と「この人に伝わるように話そう」となる。でも、書くときは相手が見えない。

「誰に向けて書けばいいんだろう?」と迷ううちに、なんとなく世間一般に向けた無難な文章になってしまう。結果、自分の本音が抜け落ちて、面白くない文章ができあがる。

これ、感想文でも同じだった。

先生に提出するとなると、「ちゃんとした感想を書かなきゃ」と思ってしまう。本当は「このキャラ好き!」とか「ここめっちゃ泣いた!」とか思ってるのに、いざ書くとなると「この本は、友情の大切さを教えてくれました」みたいな、どこかで聞いたような感想になってしまう。

でも、もし「友達にLINEで感想を送る」としたらどうだろう?
「このキャラ、ガチで推せる」とか、「このシーン、泣いた」みたいに、本音の言葉がスッと出てくるはず。

つまり、「誰に向けて書くか」をはっきりさせるだけで、文章は格段に書きやすくなる。

書くときの「不自由さ」をぶっ壊す方法


じゃあ、どうすれば「話すように書く」ことができるのか?
僕が試して効果があったのは、次の3つ。

① 書く前に、まず声に出してみる

いきなり書こうとすると、どうしても固くなる。だから、まず「これについてどう思う?」って誰かに話すつもりで声に出してみる。

たとえば、ブログを書く前に「このテーマについて、友達にしゃべるなら?」と考えて、それを録音する。そのあと、そのまま文章に起こす。これだけで、かなり自然な文章になる。

② 一発で完成させようとしない

書くときのプレッシャーの原因は、「最初から完璧にしようとすること」。でも、話すときって、最初から完璧な言葉を選ばないよね?

だから、書くときも「とりあえず雑に書く」。そして、後から整える。そう思うだけで、ぐっと書きやすくなる。

③ 「提出する文章」じゃなく、「送る文章」を書く

「先生に提出する文章」と思うと、どうしても構えてしまう。だから、感覚的には「LINEで友達に送る文章」をイメージするといい。

実際、僕もブログを書くとき、「世間に向けた発信」じゃなく、「ちょっと親しい人に向けたメッセージ」くらいの感覚で書くようにしたら、めちゃくちゃ書きやすくなった。

話すように書けるようになるには

「正しく書こう」としすぎない。間違ってもいいからまず書く

「誰に向けて書くか」を明確にする。提出する文章じゃなく、送る文章のつもりで

いきなり書かずに、まず声に出してみる

一発で完成させようとせず、とりあえず雑に書いてみる

この辺を意識するだけで、「書くのが苦手」という感覚はだいぶ薄れるはず。

僕自身、まだ完全に克服したわけじゃないけど、書き続けてきたおかげでだいぶ自由に書けるようになってきた。

「話すように書く」これができるようになれば、文章はもっと楽しくなるし、自分の考えも自然に伝えられるようになる。

試しに、今日から「LINEのつもりで文章を書く」こと、やってみてほしい。
たぶん、それだけで「書くこと」の感覚が変わるはず。

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