バーキンかケリーか?
こんにちは。
牧 菜々子です。
とにかく、バーキンが欲しい!
でも、ケリーもいいかも。
ケリーか、バーキンか。
どちらを買うべき?
悩ましい問題です。
ケリーバッグへの憧れから、エルメスに足を踏み入れた私としては、ケリーを推したい。
でも…。
ケリーか、バーキンか、どちらかを買うなら、バーキンに軍配が上がる…。
それが、正直なところです。
ケリーか、バーキンか。
それは、格式か、知名度か。
この一言に尽きます。
ケリーのほうが優れている点
ケリーバッグには、ショルダーストラップがついています。
両手が空くというのは、大きなメリットです。
斜め掛けも、少し短めですが、十分可能です。
また、ケリーは、バッグ本体の重さが、軽めです。
入荷自体も、ケリーの方が少ないため、希少性もあります。
パーティバッグとして代用できるのも、ケリーの方です。
バーキンだと、エルメスでのパーティなら問題ないですが、パーティの種類によっては、別のパーティバッグを用意した方がいい場合もあるからです。
さらに、エルメスの本国では、ケリーバッグの方が、格式が高いと認識されています。
名前の由来となった人物が、国の君主と結婚した公妃であることも、大きなポイントです。
バーキンのほうが優れている点
バーキンの方が、構造上、型崩れしにくく、きれいな状態が長持ちします。
また、ベルトを開けっ放しでも、そのまま使えます。
ケリーだと、ベルトを開けっ放しにすると、本体が斜めになってしまいます。
これは、持ち手がフタの方に付いているからです。
バーキンなら、持ち手はフラップではなく本体に付いているので、開けっ放しでも安定するのです。
そして、何と言っても、バーキンは、圧倒的に認知度が高い。
人気があるので、自ずと、需要が上回り、中古でもプレミアが付くほどです。
バーキンに軍配が上がる理由
ケリーひと筋だった私が、バーキンに軍配を上げる理由。
それは、実際に買って使ってみなければ分からないことでした。
ベルトを締めて使いたい。
それが、バーキンでも可能だったからです。
ベルトを締めた状態のケリーバッグの上品さに、憧れたのですが…。
バーキンも、ベルトを締めれば、負けず劣らず、上品な佇まいになります。
そして、バーキンを持ったまま、子どもを抱っこすることも、問題なくできる。
ショルダー使いをしなくても、腕に持ち手を通したまま、子どもを抱っこできます。
バーキンに対して持っていた懸念が、実際に使ってみると、払拭されました。
そうであれば、認知度が高いバーキンの方が、付加価値が上乗せされるというわけです。
シンプルに、入荷がケリーより多いので、購入のチャンスも増えるという事情もあります。
「やっぱり買えばよかった」と後悔するのは判断ミスではなくバッグの魅力のせい
ただ、矛盾するようですが、先に見せてもらえたのがケリーだった場合、購入を見送ると、ほぼ100%「やっぱり買えばよかった」と思うはずです。
やっぱり、エルメスのバッグは、実物を見ると、どんな形でも色でも大きさでも、魅力的だからです。
後から、その姿を思い出して、悔やんでしまう。
でも、それは、ある意味当たり前です。
どのケリーでも、どのバーキンでも、「やっぱり買えばよかった」と、一度は思うはず。
私自身も、お断りしたバーキンを、「やっぱり買えばよかった」と思ったことがあります。
それは、判断ミスでも何でもなく、ただただバッグの魅力のせい。
後悔すると、キリがありません。
反対に、後悔するからといって、全部買っていても、キリがない。
いずれにしても、キリがないことを、分かっていて迷うのと、絶対に後悔したくなくて迷うのとでは、苦しさが違います。
後悔して当たり前、と思えば、迷う苦しさも、多少和らぎます。
エルメスに興味がなくなったら後悔は消える
エルメスに魅了されている限り、後悔する可能性はあります。
エルメスに興味がなくなった時、後悔はきれいに消えるでしょう。
どちらが悪いわけでもない。
街を歩いている、ケリーやバーキンを持っている人も、後悔していないわけではないのです。
同じように迷っている人が、ケリーかバーキンかどちらかを買うなら…。
ケリー派だった私ですが、今となっては、バーキンをおすすめします。