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更年期障害との付き合い方

最近、寒い日が続いていますね。
冬になると、「冬季うつ」のような状態に陥り、
心身共に不調を感じる人達も多いようです。
女性として気になる更年期障害の他にも、考えられる要因がいくつかあるので、少しでも参考になると嬉しいです。

寒さや天候によるもの

「寒冷ストレス」と言って、寒いと感じるだけで、
脳はストレスを感じているのです。
寒さは体温を調整する自律神経に影響を及ぼしてしまい、イライラしたり、
気分が落ち込む場合もあります。

また、日照時間の減少により、
幸せホルモン「セロトニン」が不足し、気分がインになってしまいがちな季節でもあります。

これらについては、どんなに心身ともに健康な人であっても、
冬になると、夏と比べると少しだけ元気がなくなったりするものなので、
全くもって気にする事はありません。

「冬眠」する動物もいるぐらいですから、
出来るだけ身体を温かくして、お日様が出ているうちに陽射しを浴びるなどの工夫をしながら、
静かに春が来るのを待ちましょうね♪

オススメな対処法としては、以下の通りです。

・20分以上、ゆっくり湯舟に浸かる。(お湯の温度はぬるめ)
・朝の時間帯の散歩
・深呼吸をしながら瞑想

アロマなども、気分を変えてくれるのでオススメです。
私はいつも、柑橘系のアロマを炊いて、明るく元気な気分で過ごせるように心がけています。

女性ホルモンの減少によるもの

「更年期障害」と呼ばれるものがあり、女性なら誰しも通る道です。
「月経」の周期が乱れ、ホルモンバランスが崩れ、
それと共に、気分が落ち込む場合があります。

私自身も数年前に手術で、女性としての臓器(子宮と左卵巣、左右卵管)を摘出し、術後に一つ残した右卵巣も機能しなくなった事で、
更年期障害の不調の波に飲み込まれそうになりました。

一時期は何をしても疲れやすく、本当に無気力状態となり、
割とアクティブに出掛けるタイプだったのですが、
休日を自宅で過ごす事が多くなりました。

エストロゲンが不足する事により起こる現象の為、
身体の中で、エストロゲンと似たような働きをしてくれる、
「大豆イソフラボン」を積極的に摂取すると良いですよ。

私はこれを機に、それまで何をどう工夫しても食べられなかった「納豆」を、急に食べたくなり、今では毎日のように食べるようになりました。

人の嗜好をも変化させてしまう更年期障害、恐るべしです。

以前、同年代の友人達に向けて録った動画が、少しでも参考になれば幸いです。

いくつかの治療方法

更年期障害にはいくつかの治療法があります。

・漢方薬
・市販薬
・ホルモン充填法
・お灸

色々な治療法があるので、自分に合った方法を試してみて下さい。

漢方薬

病院で処方して貰える薬としては、まず漢方薬。

加味逍遙散(かみしょうようさん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

体質により、どちらかが処方される事になるはずです。
以前、月経前症候群に長年苦しんできた際に、私はどちらも試しましたが、
残念ながら、これといった効果は感じられませんでした。

更年期障害においても、
どちらも服用してみたものの、あまり効果は感じられませんでした。

ホルモン充填法

私が効果を感じたのは、ホルモン充填法というものでした。

「エストラーナテープ」という肌色のシールを、
2日に一度、お腹に貼るだけのものでしたが、これは割と効きました。
皮膚からエストロゲンを吸収させるもので、
一時期使用して、良い効果を感じたものの、個人的には使い続けたくないと思いました。

何故なら、私は重度の子宮内膜症だった為、
ある意味「せっかく閉経状態になった」のに、再び排卵が起こる可能性を作る事で、再発の恐れがあったからです。

また、良かれと思って残してくれた右卵巣が、左卵巣と同様に卵巣チョコレート嚢腫におかされてしまったら、悪性化しないうちに、再び摘出手術を受けなければいけないからです。

使用を中止出来て、もう婦人科への経過観察通院も必要なくなり、
本当に良かったと思っています。

お灸

ただし、私が一番効果的に感じられたのは、「お灸」です。

三陰交(さんいんこう)という婦人科系のツボにお灸を継続した事で、
劇的に体調が良くなりました。
三陰交は、婦人科系疾患の他、冷えや血行促進にも効果的な為、
最初に紹介した、「冬季うつ」のような症状にも効果的です。

ずっと続くものではない

一つ安心して欲しいなと思うのは、更年期障害はずっと続くものではないという事です。
身体が変化に戸惑い、起きている現象なので、
エストロゲンが出なくなった身体の状態に順応していければ、
それ以降は自律神経系の不調を感じる事はなくなります。

もちろん、それ以外の面で、
骨密度の低下や、関節痛など、色々な不調が出てくる場合がありますが、
自分の身体に「お疲れ様」を言いながら、上手く付き合っていきましょうね。

エストロゲンには関節軟骨を保護する効果があるので、
更年期障害を境に、腰痛や膝関節の痛みに悩まされる事があります。
もちろん私も。(笑)

これにより、以前よりもアクティブに出掛けたりする事が出来なくなったものの、膝関節への負担が少ない水泳を趣味として行う事で、
まだまだ元気に活動出来ています。

良い事もある

「エストロゲンが出なくなり、女性としてはもう終わり?!」
そんな風に思う必要はありません。

・年齢を重ねるごとに元気がなくなる男性
・年齢を重ねるごとに元気になる女性

皆様の周りにも、こういう人達が大勢いる事でしょう。
個人差はあるものの、男性にも更年期障害は起こります。

男性ホルモン、テストステロンが減少し、
男性はどんどん元気がなくなっていくのです。

反面、女性が更年期障害の波を超えると、
テストステロンでバランスを取ろうとするような不思議な現象が起こります。

50代、60代で元気でイキイキと活動している女性の多くは、
テストステロンの働きにより、新たな人生を楽しんでいるからなのです。

65歳以上になると、テストステロン値は男性と女性で、ほぼ濃度が同じだという研究もあり、
年々、大人しくなっていくおじいちゃんと、
年々、元気になっていくおばあちゃんの様子に納得できますね。

私の場合は、まさにコレでした。
元々、女性の割にはテストステロン値が高めだった自覚があるのですが、
更年期障害の波を超えてからの私は、
それ以前にも増して、色々な事に対してチャレンジしていきたい気持ちが強くなり、
良い意味で「男性と対等にやり合うスキル」が磨かれました。

副業で行ったライターの仕事がまさにそれで、
自分から積極的に「仕事を取りに行く姿勢」「果敢に攻める姿勢」に、
自分の中の「男の部分」を強く感じていました。

こういう人も居るので、更年期障害も悪い事ばかりではなく、
良い事もあるのだと、少し気楽に考えてみて下さい♪

若さを保つ為に

私がオススメしたい事は、エストロゲンが枯渇したのなら、
オキシトシンで補う方法です。

一般的にはハグやキスなどで分泌される「愛情ホルモン」ですが、
友人との会話楽しい食事で、同性相手であってもオキシトシンは分泌されます。

ペットが居る人は、ペットとの触れあいでも分泌されますし、
ぬいぐるみを抱っこするだけでも、幸せを感じられればオキシトシンは分泌されます。

私の場合は、幸いな事に常日頃から「愛情」の深い人間で、
友人に対して、心からの愛で接する事が出来ていた為、
オキシトシンは充分に分泌されていると感じています。

また、性的な刺激によって分泌されるホルモンでもあるので、
一時期ライターの仕事で、艶っぽい文章を書いた事などで、
オキシトシンの分泌が活性化されたようです。(笑)

実際に「異性とどうこう」というような事が、別にあっても無くても良いのです。
気持ちの上で、そういう事に対しての関心を失わない事は、とても大切な事だと思うのです。

以前Twitterでも書きましたが、これは「まさに」でして、
「性に対しての関心を持つ事」は決して恥ずかしい事でもないですし、
増して後ろめたい事でもありません。
女性の場合は、なんとなくタブー視され、
そういう事を話題にする事さえ、「はしたない」と思われがちですが、
もっと解放して良いと、個人的には思います。
もちろん、最低限の節度を持ち、ルールは守ったうえで…ですよ♪

「私はもう、そういう事はいいや!」

と、全てを手放してしまった途端に、
女性は魅力的ではなくなってしまうと思うのです。

いつ何が起きても良いように、
「女としての自分」を磨いておきましょう♪

時には自分で自分を抱きしめる事で、オキシトシンを分泌させ、
年齢相応の、「艶っぽさ」を感じさせられる女性でありたいものです。

ほんの一例かと思いますが、私の場合は、
オキシトシンの分泌により、肌質や髪質が劇的に変化しました。

毎月、生理痛に悩まされ、月経前症候群の周期的なイライラに悩まされていた時期よりも、ずっとずっと幸せで安定していると、
胸を張って言えます。

※全然関係ない事ですが、よく質問されるので書き記しておきますね♪
私が子宮や卵巣の摘出手術を受けた事で、「そういう行為」が出来なくなったのでは?と誤解される方が多いようですが、それは「誤った認識」です♪
それについては、術後に交際した方と試しましたが、諸々普通に機能します。(照)
「行き止まり」になっただけで、後は普通です。
あまり露骨な記述は自粛しますが。(^-^;

おわりに

更年期障害と言うと、あまりポジティブなイメージを持てない方が多い事でしょう。
それでも、悪い事ばかりではないと思うのです。

女性のデリケートなお年頃を、出来るだけ心穏やかに乗り切れるよう、
心から祈っています。

コロナ禍の不安や緊張も加わり、同年代の友人達が、
次々と不調に見舞われ、それまで凄く元気だった人達が、
「うつ」に苦しむようになりました。

私が一昨年撮影した動画は、大切な友人たちに向けて録ったものですが、
苦しんでいる人達はもっと大勢居るはずだと思い、
このnoteを書きました。

一人のレイキティーチャーとして、
また、一人の東洋医学療法士(整体師)として、強く思うのです。

癒しが必要な人には癒しを。
知識が必要な人には知識を。
私は「愛」と共に惜しみなく届けたい。

子供の居ない私に繋ぐ事が出来る、
「愛と幸せの連鎖」であり、「命のリレー」であると思っています。
今現在は、臨床から遠ざかったものの、想いはずっと変わりません。

以前の記事で書いた通り、私は「忘れる機能が壊れた人」です。(笑)
一度本気で学んで習得した技術と知識は一生モノなのです。
癒しの業界を退いた今でも、私に伝えられる事はたくさんあると信じています。

私と関わってくれる全ての人達に感謝して、
また、これまで私を助けてくれた人達に感謝して、
私は、こういう形で「ご恩返し」をしていきたいと強く思うのです。

この記事を読んで下さった方とのご縁も大切にしたいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
あなたの輝かしい未来を、心から応援し、幸せを祈っています。


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