わからないくらいが、ちょうどいい
今朝ご紹介する本は、最果タヒさんの『きみの言い訳は最高の芸術』です📖
エッセイは、どちらかというと少し苦手です。
だけど、最果タヒさんの文章にどうしようもなく惹かれて、気付いたら繰り返し読んでいました。
今回は、私が特に大好きな「わからないくらいがちょうどいい」を中心にご紹介します💡
わからない言葉は尊い
相手の言葉が伝わってこない時、どうしようもなく不安になる自分がいます。
必死に耳を傾けてみるけど、相手の気持ちがわからない。
だけど、本書を読んでいたら、「それって、実は尊いことなんだ」と気付かされました。
これまで、「詩」と積極的に出会ってこなかったけど。
切り捨てられずに生き延びている言葉と出会うために、これからは出会いたいと思いました。
わかってもらえない、わかってあげられない
本書を知ったきっかけは、武田砂鉄さん『今日拾った言葉たち』です📝
私は、「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よい」という表現が、大好きで。
この文章に対する、武田砂鉄さんの言葉も大好きです。
相手との距離を感じると、悲しくなります。
でも、わかってもらえないから、わかってあげられないから、相手を尊重できるし、尊敬できる。
距離があるのは悪いことではなくて、むしろ、必要なことなのかもしれないですね。
わからないことがあるから、知ることができる
わかろうとしないといけない、わかってもらわないといけない、そんなことばかり考えてきました。
だけど、きっと「わからないくらいがちょうどいい」。
共感を忘れて、もっと素直に相手の話を聞けるようになりたいと思いました。
わからないことがあるから、まだまだ相手を知ることができる。
そう思うと、ちょっと嬉しく思えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?