なんで本を読むんだっけ?
今朝は、「なんで本を読むんだっけ?」をテーマに、2冊の本をご紹介していきます📖
OKEさんが企画してくださっている音声配信「朝のスパイス」が、いよいよ3月21日(木)に50回目の配信を迎えます🌞
朝のスパイスとは、OKEさんを中心に、朝活を一緒に楽しんでいる皆さんで”朝のスパイス”になるような配信をしている番組です📻
50回配信を記念して、今「なんで本を読むんだっけ?」をテーマに、さまざまな配信が行われています!
読書する理由を考える
私が読書する理由は、2つあります。
目の前の現実から”逃げる”ため
”他者の靴を履く”練習をするため
今日は、その理由とともに「本」と「言葉」をご紹介していきます🍀
①まなの本棚
1冊目は、芦田愛菜さんの『まなの本棚』です。
読書家でもある、女優・芦田愛菜さんがさまざまな本を紹介されている本書。
作家・辻村深月さんとの対談から、1つ目の言葉をご紹介します。
読書は、さまざまな世界を知ることができる手段の1つです。
知らない世界を知ることは、こういった想像力につながっていきます。
「世界は”ここ”だけじゃない」
「現実は、目に見えるものだけではできていない」
もし「現実がつらいな」と感じる時に、自身を助けてくれるのはこういった想像力なのかもしれない、というお話が印象的でした。
自分の人生を振りけると、「今生きてる世界がつらい」と思った時、本の世界が”逃げる場所”としてあり続けてくれたのが大きかったと思います。
逃げる場所が1つあるというだけで、踏ん張ることができたと感じています。
②ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
2冊目にご紹介するのが、ブレイディ みかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』というエッセイです。
本書で紹介されているのが、エンパシー(=意見の異なる相手を理解する知的能力)の話💡
ブレイディさんの息子さんが「エンパシー=他者の靴を履く」と表現されたエピソードが紹介されています。
ご紹介したい2つ目の言葉は、こちらです。
本書では、シンパシーとエンパシーを対比させています。
どちらも日本語だと「共感」といった意味の言葉。
ただ、シンパシーは「努力せずに」共感できるイメージ、エンパシーは自ら努力する「能力」のイメージなのだそうです。
生きる=分かり合えなさと向き合うこと
これまで、私が読書する理由は、1つ目の「逃げるため」が人生の大半を占めていたように感じています。
でも、ここ数年で、2つ目の「他者の靴を履く」つまり、エンパシーの練習をするため、が追加されました。
生きるとは、他者との「分かり合えなさ」と向き合うことなのかな?と考えることが増えたからだと感じています。
「〇〇さんとは、分かり合えないから無理!」で終わるのではなくて、その人の靴をちょっと履いてみる練習が大切なのかもしれません。
物語を読んで他者の人生を生きてみたり、ビジネス書を読んで自分の価値観が凝り固まっていたな、と気付かされたり。
読書は、他者の靴を履く練習にピッタリだなと思うんです。
今の自分の現在地は?
「なんで本を読むんだっけ?」
ぜひ、皆さんも一度考えてみてくださいね。
今の自分の現在地をはかる、きっかけになるのではないでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました🌈