見出し画像

成功する人は心配性

今日ご紹介する本は、菅原道仁さんの『成功する人は心配性』です。

脳神経外科医の著者が、心配性の人向けに不安を「行動力」に変える方法を科学的に解決するためのメソッドを紹介しています📖

私は、時折、不安にさいなまれて身動きが取れなくなる自分が、「あまり好きじゃないな」と思ってきたけど…

本書を読んで「あ、これも自分の良さだったんだ」と、思うことができました😊

特に、印象に残ったのはこちらの言葉。

「思い込み」は心配性の最大の敵

今回は、「思い込み」をテーマに本書をご紹介していきます。

本の中で見つけた「言葉」をテーマに、皆さんにある一冊をご紹介していく「言葉で聞く読書」📖
noteを読む時間がない方は、何か作業をしながらコチラをお聞き頂けると嬉しいです🍀


思い込みが現実になる理由

「自己達成する予言(Self-fulfilling Prophecy)」は、アメリカの社会学者ロバート・キング・マートンと、心理学者ウィリアム・I・トマスが提唱した造語📝

「はじめに誤った状況を認識することで、それが新たな行動を引き起こし、やがては誤った認識を現実のものにしてしまう」という概念です。
簡単にいえば、思い込みに基づいて行動するうちに、思い込みが現実になるように自分で仕向けてしまうということですね。

例えば、大きな災害時、「〇〇がなくなる」と不安をあおる情報に影響を受けて、買い占めに走る人々が報道されることも。

ガソリン、トイレットペーパーなど、物は何でもOK。

私も「本当になくなったらどうしよう」と不安な思い込みに囚われて、一生懸命、モノが売れ残っていないか探しに行った経験があります。

「〇〇がなくなる」はないって考えれば分かるけど、行動がつみかさなっていくと、現実になる悪い例ですね。

不安なときは不安な情報しか目に入らない

人が自分自身の思い込みに沿って行動する要因のひとつは、「気分一致効果(mood congruence effect)」に影響されるせいもあるのだとか。

これは、アメリカの心理学者ゴードン・ハーワード バウアー氏が記憶研究から導き出した現象です💡

「特定の気分が生起すると、その気分と一致する感情価を持つ記憶や判断が促進される」というものです。 要は、私たちは気分に一致する情報に目を向けがちだということ。

皆さんは、朝の星座占いって見ますか?

私は一時期、見過ぎて占いの結果に一喜一憂していた時がありました…!

自分の星座が1位の日は「今日はついてそう!」と思って、楽しい出来事に目がいきます。

例えば、「今日は、MTGでたくさんのことを決められて有意義だった😊」といったように。

逆に、12位の日に「今日はついてないな」と思っていると…

「今日はMTGで企画が通らなかった~」といったネガティブなことが気になるようになるんです。

思い込みには夢があるかも?

人間の思い込みって怖い、と思って。

「うまくいかないだろう」という考え方の癖を持っていると、うまくいかなさそうな情報ばかり目につく。

でも、裏を返せば、その逆もあるということなんですよね。

「うまくいかない」「うまくいく」、どちらも思い込みで現実化に近づくということなのかも?

それって、夢があるな~!

せっかくなら、星座占いを見ずに、自分で自分に「今日は良い日になるよ!」と声をかけられる自分でありたいと思います🍀

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!