「NVC」非暴力コミュニケーションで考える、ネガティブとの向き合い方
今朝ご紹介する本は、『NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法』です📖
NVC(Nonviolent Communication)とは、日本語で非暴力コミュニケーションのこと💡
マイクロソフトCEOのサティア・ナデラさんが幹部社員たちに薦めて、ビジネスでも話題に。
人を思いやる対話へと導くためのコミュニケーション手法が紹介された、一冊です。
感情の背景には「価値観」
NVCのポイントとして、以下の4つが紹介されています📝
特に印象的だったのは、自身の「感情」の捉え方です。
例えば、他人から否定的なことを言われた時、ネガティブな感情とともに「相手が悪い!」と考えることがよくあります(反省…!)。
NVCでは、感情の奥にある「自分の考え」に着目します。
なぜかというと、生じた感情の背景にあるのは「自分が必要としていること=価値観」だから💡
本書では「自分の感情に責任を持つ」と表現しています。
自分の感情なのに、ついつい他責思考に陥っていたな~と気付かされました。
主語は「私」で、価値観が見える
例えば、自分との時間より、パートナーが仕事や友達との時間を優先している状況を考えてみます。
この状況に対して、「パートナーは、私のことを大切に思っていないんだな」と、相手を批判するような感情が生じます。
この感情の背景には、どんな感情がありそうでしょうか?
「悲しい」という感情がありそうですよね。
さらに、主語を「私」にして考えてみると、どうでしょうか?
私は、どんなに忙しくても、大切な人と過ごす時間は少しでもつくりたいと思っているんだな、と気付かされます(=価値観)。
ただ、これはあくまでも自分の価値観!
相手に求めすぎるのは難しいかも?と考えられるかもしれません。
こんな風に、感情と向き合う時には、主語を「私」にすることを意識して考えることが大切なのだそうです。
ネガティブは、価値観に気付くチャンス
他人の言動に対して、自分が相手にネガティブな感情を持つ時。
大切なのは、そのネガティブな感情が「自分の価値観」とつながっていることを自覚することです💡
ネガティブな感情を自覚した時は、むしろ、自分の価値観に気付くチャンスなのかもしれませんね!
自分の感情を相手のせいにしている!と気付いた時は、「私は~」と主語を置き換えて感情と向き合っていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀