「描くコツは?」って聞かれたら。
イベントなどでグラフィックレコードをしているときに、よく、
「どうやったら描けるの?」
「描くコツは何?」
と聞かれる。
描き方とかコツとか言われても、単に
「聞いたことを描くだけ」
以上!
って感じなんだけど。
そう言うと、いやいやそれだけじゃないでしょう、聞いても描けないもん、って言われるんだけど、ほんとに、ただそれだけだと思っている。
どう描きたいか、とか、どう描くのが得意か、とか、それぞれの想いとか癖とかが出る部分で違ってくるだろうし、その場の意図や描く目的などで異なる部分もあるだろうけど、基本はそれだけなんじゃない?
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そんな風に言われてもできない、って思うかもしれないけど、それは特に何も描いたこともないのに描いてみようと思うと描けそうにない、っていうだけのことだと思う。
ずっと描いてたらできるようになるはず。
それくらい、やってることはシンプルだ。
聞いたことを紙に描く。
好みにかけるかどうかはおいといて、ペンを使えて文字を書けるなら、誰でもできる。
それ以上の、自分の思うとおりにやりたいように描けるようになるには、とりあえずそうなるまで描き続けるだけだと思う。
それは別に、グラレコだけでなく、ほかの仕事でも同じじゃない?
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グラフィックレコードで描くことだけじゃなくて、イラストを描くのも、アートを描くのも、仕事にしている人は、描きたいように描けるようになるまでひたすら描いてきたと思う。
やってみて、うまくいかないところは調べたり練習したりして、またやってみて、試行錯誤して自分の描きたいものを描けるようにしてきたと思う。
文章を書くのも、ソースコードを書くのも、資料をつくるのも、モノをつくるのも、人前で話すことも、営業するのも、教えるのも、調査とかするのも、いろんなことについて、どれも同じだと思う。
毎日のようにやり続けて、やってみて反応みたりフィードバック受けたりして、うまくなるように練習したり工夫したりして、できるようになるだけ。
私の場合、グラフィックレコードというものを知って、これは私やるやつだな、って思ってから、基礎まず習いにいって、そこから毎日のように描いていた。会議とか対話の場とかで描いてよかったなら描いてたし、人の話聞きながら描く練習してたし、1on1みたいなものをするときにも使ってみたりしたし、ジャーナリングのグラレコ版みたいなのを日々描いてたし。
だから、誰でもそれくらいやってたら、できるんじゃないかな?
自分の仕事とか、日々やってることとだって、数ヶ月とか1年とか数年とかかけてできるようになってきたんじゃない?
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だから、「どうやったら描ける?」「描くコツは?」って聞かれたら、とりあえず描くだけ、やってみるだけ、だと思う。
描いてみたいなら、まず試してみたらいいんじゃない?
(もちろん、本気で描きたいなら伝えられることは伝えるし、自分なりのコツとかこだわりとかは教えます。)
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