リクルートとの出会いは、思わぬところで始まっていた
過去の思い出を回収し、書いて、終えていく作業をしています。
今日はこちら。年季の入った紙。
高校2年生の時に作った冊子。私が丁寧にしまっていたわけではなく、実家で片づけをしていた母が発見し、思い出をめくりながら、興奮して持ってきてくれたもの。
やけに興奮していた母。その理由は?!
17歳の冬。家庭科の授業。
『あなたはどのように生きたい?職業観・人生観を先輩から学ぼう』の課題が出た。興味のある仕事や、身近な大人にインタビューをして紙面にまとめて提出するもの。
課題はギリギリまで手をつけないのは学生時代から変わらず。締め切りは数日後に迫っていた。興味のある仕事もないし、身近な人は、だいたい公務員で面白みにかける。すぐ対応してくれそうで、背伸びした感覚を持てる大人をグルグル探すと、一人だけヒット!
従姉の旦那様。
結婚式で一度お会いしただけ。たった数時間だけど、知性と誠実さが全面に醸し出されていた方で「オネエチャン、いい男に見初められたな」と羨ましかった相手。
大手銀行にお勤めの従妹の旦那さん。
時間もないので急ぎ従姉に連絡をし、旦那さんにつないでもらい、仕事観のインタビューを電話でさせて欲しいと依頼。二つ返事で了承いただき、早速インタビュー。2時間程度ヒアリングさせてもらい課題を提出。とにかく課題を終えることしか頭になく、駆け足でまとめたんだけど
仕事に誇りを持ってる大人はかっこいい
常に先を見て、柔軟な思考を持つことが必要なのかも
とりあえず銀行員は向いてなさそうだし、めっちゃ止められた感じ
だった。
男社会の会社に入って改革を目指すより、すでに女性が活躍する場を目指した方がいい
柔軟性と想像力
この二つを何度も言われてた。
で、最後に
「銀行もマシにはなったけど、リクルートなど女性が多く働く会社とは比にならない。」って書いてあったの。
冒頭に戻ろう。
母が興奮していたわけはこれだ。
「あなた、高校生の頃からリクルート(私の前職はリクルート)って会社知ってたの?」
「いや、知らないよ。就活の時に初めて知った。」
「だよね~!でも高校生の時、すでにリクルートって会社のこと知ってたみたいよ。」
そんなはずはない。と思った時に母が届けてくれたのが、茶色に焼けた20年前の冊子だった。
家庭科の課題。提出することだけを目的にしていたから、旦那さんに聞いた「リクルート」って会社を調べることすらしなかったんだ!
でもすごいよね、調べもしない、知りもしない会社。でも数年後に「リクルート」に入社したんだから。
「ご縁てスゴイ!旦那さんスゴイ!」
母はたいそう驚いていた。
確かに。
高校生時代の宿題なんて、ほとんど記憶にないけれど、これは確実に記憶している。
イケてる大人でありたい
女性でも活躍できる場所で輝いていたい
17歳の心にインプットされたインタビューの2時間。書き起こすことで刷り込みが深まった。他に上書きされるような情報もなかったしさ。
そして22歳、イケてる大人と女性が活躍できる場を兼ね備えた会社が、私にとってはリクルート。新卒で入社した会社だったというわけだ。
思わぬところで繋がっている。
この人生の面白きことよ。
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