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開放のソから見直すクラリネット奏法論

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あなたの「開放のソ」はどんな音ですか?「開放のソ」にはたくさんの情報が詰まっています。「開放のソ」であなたのクラリネット奏法見直してみませんか?
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開放のソで見直すクラリネット奏法論〜音楽表現を豊かにするために〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論〜音楽表現を豊かにするために〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論の10回目の更新になりました。

記事を読んでくださる方、記事を読んで質問をくださる方、いつもありがとうございます😊

この回で「開放のソで見直すシリーズ」は一区切り着けて次に続くシリーズを展開していきたいと思っています。

さて、前回の9回までで、呼吸、呼吸を支える土台、喉のこと、響きのことなど書いてきました。以前の記事はこちらから👉👉👉開放のソから見直

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開放のソで見直すクラリネット奏法論⑨〜額の共鳴編〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論⑨〜額の共鳴編〜

さて額を響かせると書きましたが、今回はどのようなトレーニングが効果的か書いていこうと思います。

まずは開放のソを吹いてみましょう。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

響きが暗く感じる、音色が硬い、音程は正しいのに音程が低く感じるなど、そんな風に感じていたら。。。その方は額が共鳴が足りないか

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開放のソで見直すクラリネット奏法論⑧〜額の共鳴編〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論⑧〜額の共鳴編〜

呼吸、重心、喉の問題まで書いてきましたが、今回は何の話でしょう?

まずは開放のソを吹いてみましょう。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

響きが暗く感じる、音色が硬い、音程は正しいのに音程が低く感じるなど感じていらっしゃったら。。。その方は額が共鳴させられていないからかもしれません。

額っ

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開放のソで見直すクラリネット奏法論⑦〜舌骨編〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論⑦〜舌骨編〜

前回は喉の締まりの原因と舌骨の関係について書きました。
今回は舌骨が下がりやすくなるトレーニングをご紹介したいと思います。

もう一度あなたの開放のソを見直してみましょう。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

では舌骨が下がっていない状態と下がっている状態何が大きく違うのでしょうか?

前回写

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開放のソで見直すクラリネット奏法論⑥ 〜舌骨編〜

開放のソで見直すクラリネット奏法論⑥ 〜舌骨編〜

今までは呼吸や重心の取り方を見つめることで、演奏する時の問題点を見つめ直してきました。

ではもう一度開放のソを鳴らしてみましょう。

音色が硬く感じたり、たくさん吹いているはずなのに思ったよりも音量が出なく、ニュアンスがつけられないと感じた方。それは喉の締まりが問題かもしれません。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろ

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開放のソで見直すクラリネット奏法論⑤

開放のソで見直すクラリネット奏法論⑤

さて前回は開放のソが定まらない、音程が上ずる解決法として、丹田で重心を取ることを書きました。今回は皆さんに、重心を丹田で取るやり方について、どうやったら分かりやすく伝わるか悩みに悩みまくってすっかり更新が遅くなってしまいました。

悩んだ結果、今回はこのトレーニングをご紹介したいと思います☺️

まず下の写真の様に足を大きく開いて、中腰の状態で解放のソを吹いてみましょう。

丹田を意識することをお

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開放のソで見直すクラリネット奏法論④

開放のソで見直すクラリネット奏法論④

前回は開放のソが潰れてしまう原因は呼吸に問題があるかもしれないという事を解説しました。

開放のソというのは、全ての指を話して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

ではもう一度開放のソを鳴らしてみましょう。

なんだかソの音程が定まらない・音程が上ずる。そんな方は立ち方に問題があるかもしれません。

今回は 重心と立ち方の話になりま

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開放のソで見直すクラリネット奏法論③

開放のソで見直すクラリネット奏法論③

前回は丹田呼吸を使うことで、音の潰れの原因を探っていきました。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

丹田の場所をもう一度おさらいしておきましょう。丹田はおへそと恥骨のちょうど真ん中くらいを意識します。

今回は丹田呼吸のためのトレーニングをご紹介したいと思います。

丹田が分からない。分かって

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解放のソで見直すクラリネット奏法論①

解放のソで見直すクラリネット奏法論①

さて。突然ですが、あなたはクラリネットの「開放のソ」の音が綺麗に鳴らす事ができますか?

楽器を初めて手にした時に一番初めに吹くであろう「開放のソ」ですが、実は綺麗に鳴らすのが難しい音だったりします。

何はともあれ、まず「あなたの開放のソの音」を鳴らしてみましょう。指はシンプルに何も抑えないソの指遣いで大丈夫です。

👀👂👂👂👂

あなたの「開放のソ」はどんな音でしたか?

音が潰れて

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開放のソで見直すクラリネット奏法論②

開放のソで見直すクラリネット奏法論②

「開放のソ」で見直すクラリネット奏法論。前回は前置きでしたが、実戦編に行きましょう。

開放のソというのは、全ての指を離して吹く音です。そのため管の穴から音が抜けてしまうので、演奏者の身体の状態がもろに出やすい音なんですね。

ではもう一度「あなたの開放のソ」を吹いてみましょう。

音が潰れているように感じた方、それは呼吸に問題があるからかもしれません。

管楽器の演奏と腹式呼吸との関係は極めて重

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