【読書記録】セルフケアの道具箱・カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた
このたびの読書記録は2冊一気にしようと思います。
「セルフケアの道具箱」「カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた」どちらも伊藤絵美さんの本です。
2冊とも大好きでとってもおすすめの本です。とっておきです。
もしも私がこの先再休職せずにやっていけるとしたら、この本のおかげじゃないかな?ってレベルに好きです。
まずは、読んだ順に、ざっくり内容を説明します。
カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた
公認心理師・臨床心理士として、カウンセリング機関の所長さんをしていたり、本を書いたりしている伊藤絵美さんが、自分で行っているセルフケアについて書いている本です。
カウンセラーになった経緯とか、認知行動療法・スキーマ療法との出会いとか、どんなふうにストレスに対処しているかとかが書いてあります。
エッセイみたいな語り口なので、さらっと読めました。
ふむふむそうなのね〜って物語を読んでいる感覚のうちに、ストレス対処についての知識がはいってくるような。
実はこの本、あとから紹介する「セルフケアの道具箱」だったり、伊藤絵美さんが出している「スキーマ療法ワークブック」だったりの副読本的な立ち位置らしいのですが、わたしはこっちを先に読んで良かったなあと思います。人となりが分かって興味を持てたのと、かっちりしてなくて「こういう方法もあるよ~」って提示してくれる感じとか。
私、小説はそこそこ読むしたくさん読んできたんですけど、実用書はなかなか読む機会がなかったり、何となくの抵抗感があったりして、読んでなかったんです。だから入口として、私にはどんぴしゃだったのかなーって。
セルフケアの手法としては、特に、認知再構成法がしっくりきています。これについては、もうちょっと詳しく学んでいきたい。
この「学んでみたい」という気持ちをひっぱりだしてくれたという点で、私にとってこの本が合っていたし、好きだなあと思っています。
セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク
タイトル通り、100このワークが載っています。
イラストも多くて読みやすい。やさしい。すき。
寝る前にちょこちょこ読みました。
簡単なストレス対処から、コーピング、認知行動療法、スキーマ療法まで、やさしく簡単に書かれています。
ワークとしてはまだやってないけど、これから読み返しながらするか、読んだことを思い出しつつ「スキーマ療法ワークブック①」(とりあえず①だけ買った)に取り組むか悩んでいるところ。
私昔のことあんまり覚えてないから、スキーマ療法できるのか…?と困っています。
2冊とも、お守りがわりに持ち歩きたいです。
あわあわした時に、セルフケアの道具箱をとりだして、ペラペラってめくりたい。
個人的に思った、読む難易度としては、簡単な方から
「セルフケア」1章2章(とーっても落ち込んでいるときの対処法が載っている)→「カウンセラー」→「セルフケア」3章~7章→「セルフケア」8章以降(スキーマ療法について載っている) かな。
「カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた
」はなんというか、他人事として、エッセイみたいな感覚で読めるから私にとっては難しくなかった。文字は多いです。イラストもどっちかというと少なめです。生きづらさの根っこを探ろうとするスキーマ療法についても、人の話だから、距離をとってしんどくならずに読めたのかもしれません。
内容もわかりやすくていいんだけど、私にとっては、「学ぼう」という意欲を(焦燥感にかきたてられる感じじゃなくて)ひっぱりだしてくれたという点で、この2冊が、特に「カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた」が大好きです。
そういうタイミングだったのかもしれないけど、だいぶん響きました。
大好きな本だから、だいぶん長くなっちゃった。
ここまで読んでくださってありがとうございました!