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レイジーサンデーモーニング

目が覚めた日曜の朝、隣には彼の寝顔がある。

本当によく寝る人だから、ちょっとやそっとじゃ起きないし、いつも先に目が覚めるのは私だ。

時計を見たらもう11時。

もうお昼の時間だなって思ってもかわいい寝顔を見たら起こすのを躊躇してしまう。

「おはよう。ねえ、もうお昼の時間だよ。」

「ん〜」

毎週末のこの気だるい朝が好き。

この日は、彼の運転で兵庫の三田に出かけた。

「日曜の昼に起きるなんて、back numberみたい。」

そう私が言うと、流してと言われたので、back numberの日曜日を流した。

"君がここにいるなら幸福な人生だろう"

そう思ってくれていたら、幸せだな。


山のほうにあるカフェに連れて行ってくれた。

暖かい日で、陽の光が綺麗で、白昼夢を見ているような気分だった。

どんな無計画の日でも、彼はいつもきらきらな一日にしてくれる。

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