あと半年のいのちだとしたら
月曜の昼下り、生徒たった三人の哲学の授業。
「いのちは大切だとどう伝えるか。」
今日の講義の内容。
講義中にこんな議題が出てきた。
「あといのちが半年しかないとしたらどう生きるか。」
何故か真剣に考えすぎて次の日までこのことが頭いっぱいになった。
きっと今見えている景色が一変するんだろう。当たり前がどれだけ素晴らしいのかを改めて感じるんだろう。もう2度とないということばかりになるんだろう。
想像はできそうでできなかった。
でもそうなったら、なにからしようか。
実家に帰りたいとか、会えてない友達に会いたいとか、旅行に行きたいとかももちろんあるけど、私はそれらは一番したいことではない気がした。
思っていることを文章や言葉にしたい、見えている景色を写真に残したい、自分が何者かであったことを記録したい、そう思った。
みんなはどう生きたいのだろうか。