一般の学校に行くと決めた理由
特別支援学校に通い続けてきた私が一般の学校に行くと決めた理由について書きました。
自分自身について
私は現在イギリスに住んでいて、視覚障害がある中学生です。
日本にいた時もイギリスに来てからも、火曜学校は盲学校を選択しました。
盲学校だと、教科書の他にも資料などは各大文字または点字のものを用意してもらえるなど、視覚障害者にとって学びやすい環境が整っているので、これまでずっと盲学校に通って来ました。
一般の学校に行ったことがない
私は今まで一般の学校で過ごしたことがありません。
日本にいた時に、1年に1回くらい一般の学校に交流に行っていましたが、それだけです。
イギリスでの学校選択
住む場所が変わったということで、イギリスに来てからまた学校を選ぶ必要がありました。
また今回も考える必要があることは、普通の学校に行くのか、特別支援学校に行くのかということでした。
私は二つ選択肢がある中で、盲学校がいいと思っていました。
やっぱりその方が元々学びやすい環境が整っているからと言う理由で盲学校を選びました。
⬇️イギリスで特別支援教育を受けるにはEHCPというものが必要です。過去にそれについて少し書いています。
どうして学校を変えたいと思ったのか
盲学校に入学できてからは、すぐに友達もできて、毎日たくさん英語に触れ、良い環境だなと思っていました。
しかし何か物足りないと気が付きました。
勉強が思ったより簡単でした。
私が行ってる盲学校では学力や年齢でクラス分けされていて、私が入っていたのはその中でもアカデミックなクラスでした。
盲学校の入学前は、普通の学校と同じようなスピードで勉強していくんだろうなと思っていて、まだ英語もあまりわからなかったから、大変な日々を乗り越える必要があると覚悟していました。
学校の勉強が簡単だった理由がわかったのは最近でした。
どうやらその学校では、well beingを大切にしているそうです。
いわゆる、生徒に無理をさせない、どうしても無理だったら○○をやらせないのようなことですね。
大変になるだろうと予想していたところがリラックスしていたので、あれ?と私は思ったんだと思います。
そして私はちゃんと自分の学年の勉強についていきたいと思ったし、これからのために一般の学校に行って、見える人たちと生活してみるのが良いかなと思い、学校を変えることにしました。
学校の選び方は人それぞれ
どんな学校に行くかは自分自身の希望なので、私が一般の学校に行きたいと言い、そうすることになりました。
私は現在盲学校に通っているので、学校の友達はみんな私のように視覚障害者です。
私が学校を変えることにあたって、友達や先輩からの反応は、
「大変な時もあるけど普通の学校も楽しいよ」
と言ってくれた、普通の学校にいた経験のある友達が言ってくれました。
また、中には
「盲学校にいた方が学校生活しやすいと思うよ」
と言う子もいました。
何を選ぶかは私なので
「普通の学校に行って、見える人たちの中で色々チャレンジしたい!」
と私は言っています。
自分のチャレンジ
この記事を書いている7月現在は、もうすでに新しい学校への準備が進んできています。
学校で使うデバイスを決めたり、新しい学校で歩行訓練をしてみたりと色々やって今すぐ。
9月からは一般の学校という世界に飛び込み、たくさんの新しい体験をしてきます。
このnoteでイギリスの一般の学校と盲学校の違いを、読者の皆さんにお伝えできる日が楽しみです。
以下、過去に投稿した関連記事です。
以上です。
私が学校を変えた理由についての記事を書きました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。