#53 ~小学生でサヨナラした感情と言う名の生き物~
こんにちは!
今週、下記をいただきました!
#オープン学級通信 応募作品の中で、「#51 ~目的と対話力!~」が先週特にスキを集めました!
いつも読んでくださるみなさまに力をいただいてnoteを続けています(^^♪
本当にありがとうございます!
+++++++++++++
さて今日は、
#49 ~10年来の呪縛💦指導より勇気付けを!~ の深ぼりです。
我が子の特徴の一つとして、いつでも理性的と言うものがあります。
特に外ではポーカーフェイスで温和。感情を露わにすることは皆無です。
それ自体は悪いことではないのですが、
困っていることや焦っていることが周囲に伝わりにくかったり、
ケガや体調の悪さに気がつかれなかったりと、困ることもあります。
幼い頃からずっとそうなので、
「感情を表に出すという分野に関して成長が遅いのかな?」と考えていたのですが.......。
大きくなってからその理由を話してくれました。
「感情は小学生の時に捨てると決めた 」と。
+++++++++++++
その当時、かなり荒れたクラスに居た我が子。
担任は毎年学級崩壊を起こすと言う問題の先生。
言葉も荒く感情的に怒鳴り散らす担任に、クラスの子供たちは日を追うごとに不安定になって行き、低学年とは思えない悪質な問題も起き始めていました。
そんな日々の中で我が子にとって特にキツかったのは、毎日行われる生徒を裁く時間。
「誰が意地悪をした」「誰がいけないと思いま~す」とクラスの生徒に言わせる帰りの会は、人の気持ちがわかりすぎるくらいわかるHSP(HSC)の我が子にとっては、心のHPが0になるくらいダメージを食らうもの。
「ほんのたまにで良いから、心が温かくなるような会。クラスで悪いことをした生徒の話でなく、良いことをした生徒の話をする帰りの会ならいいのに」とこぼしていました。
我が子は精神年齢が高く、どんな状態が理想のクラスなのか想像出来てしまうのに、問題解決能力やコミュニケーション能力は年相応なことから対応は難しいと言う凸凹発達!
直接のトラブルには巻き込まれなかったものの、
クラスの状況を憂い、それをどう解決したら良いのかもわからず、無力感とストレスを募らせていたよう。
大人が言葉も荒く感情を爆発させ、子供が泣き叫んだり固まったりする姿を強制的に見せられる毎日は、幼い子供にとっては世界に絶望するのに十分な理由。
周囲のネガティブな感情のパワーに圧倒され、
その醜悪な姿を嫌悪し、
どうにもできない自分を呪い、
自分の感情自体をも否定するようになり、
自分は感情を捨てて生きていこうと決心したのがこの時。
私は家庭で支えていたつもりでしたが、数と言う圧倒的な熱量の差から我が子を守り切ることが出来なかったのです。
そんな我が子が大きくなってからの様子はと言うと。
いつも穏やかで表面上は凪いでいる海。
しかし、深海で起こる様々な感情の動きには気付くことが出来ない。
それに気付くのは、火山の頂上が海面に顔を出した時だけだそう🌋
そんな噴火も感情をあらわにするチャンスかと思いきや、
海上に現れたハワイの様なその島には、すぐさま理性と言う名の住民が住み着き、噴火をくい止めてしまうとのこと。
「たとえ一時的には住人たちが避難したとしても、すぐに島に戻ってきてしまうんだよね~」と笑っていました。
成長と共に自己理解し、こんなふうに自分の状況を言語化できるようになったのは我が子ながらあっぱれ!
ここまで来るのは並大抵の苦労ではありませんでした。
+++++++++++++
同じように、HSP(HSC)、記憶力が良い、精神年齢や理念が高いなどの特性がある子供をお持ちの保護者さん!
育つ課程で対応力を身に付けて行くことは重要ですが、その力がまだ無い幼い頃は特に、
ポジティブな感情や言葉のシャワーを浴びることが出来る環境に置くことで、お子様の人生を守ってあげてください!
我が家のしくじりが少しでもお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございます。
ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。
心地よいペースで、なるべく1日2日おきに公開したいと考えています。
ご興味あればフォローしてもらえたら嬉しいです!
© 2021 Make our own path