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【ほぼダイソーDIY】シンプルな文庫本ラックの作り方

 作ってから一年近く経った今も変わらず満足しているのでnoteにまとめてみました。ある程度工具を使い慣れていれば、ほどよい手間暇です。

 完成直後の写真(下のキャスターは隠れています)

←前から 後ろから→
一番見て欲しい画像を上に持ってきただけ

使用感

 奥行き12cm、高さは40cm+キャスター分。上に物が置かれる未来は避けられないので凹にしたのがちょうどいい。入れたいものは程よく入るし、存在感も薄いのが良い。

 細いので倒れやすそうだな〜という感じは正直あります。でもこの高さなら下段中心に物を置けば大体大丈夫です。就寝時の本置き場として活用しているので、ベッドから手足で蹴った時のみ倒れることがあります。(※小さい子のいる家庭では危ないかも)

 奥行きは12cmで、上段は文庫本、下段は新書がちょうどいい高さになっています。横幅40cmなので計算上は1.6cm幅の本が上下で約50冊程度入ります。
 位置変えるのも掃除も楽なのでキャスター付けて良かった。実際のところ埋め尽くすほどの文庫本は持ってないので、スティック飲料の箱や電子辞書などがフィットしています。

材料など

■ 材料
・メインの木の板 12 x 40 cm | 厚 0.9cm ——— 5枚
・後ろを止める木の板 45? x 2.4 cm | 厚 0.2cm ——— 1組(2枚入り)
・角材 1.2 x 1.2 cm ——— 約100cm分
・防カビ水性塗料 スノーホワイト ——— 1つ
(↑手持ちの100均アクリル白絵の具と混ぜたかもしれない)
・双輪キャスター ステンレス 30mm 二個入り ——— 2袋

■ 材料・工具 (元々持っていたもの)
・メジャー
・軍手 (怪我防止)
・木材に薄く書けるペンor鉛筆
・木材用のノコギリ (大きい板は切らないので小型でOK)
・木工用ボンド
・粗めと細かめのヤスリ
・細くて短い釘 (1.2cm厚に打ち込むので太いと割れる)
・細くて短いネジ (キャスター穴と板の厚みに合わせる)
・ネジを止める電動ドリル
・ハケ
・塗り作業を部屋でやったので下に敷く新聞紙など
・換気ができ、塗装中の板を数日置いておける場所

記憶で書いてます。寸法はダイソーオンラインで調べつつその場の採寸なので雑です。

 材料の調達先は基本的にDAISOで、上半分のリスト内容で1000円ほど。キャスターのみSeriaですがDAISOにもあったような。木材のサイズはDAISOとSeriaで異なったり、商品入れ替えなどで微妙に寸法の違うものが販売されたりするので、事前に販売中のものをリサーチしておく方が良いです。また、長さ45cmの板もあったような気がしますが、40cmの使用感から想像するにたわみと倒れやすさが心配です。

 ネジはダイソーのものを使いましたが、釘は元々持っているものを使ったのでダイソーにあるかが分かりません。細くて12mm程度の小さいものを使っています。使用感は全く分かりませんが、上記はほぼダイソーにあった気がします。(すごい)

 木屑をできるだけ出したくなかったので、大きい板を切らずに使うことを条件に長さを調整して作っています。切ったのは角材と薄い木の板のみです。

 塗料はなんでも良いと思いますが、防カビの方が都合が良いのでそれにしてみました。

作り方など

木を切り、やすりがけし、塗装をした後に組み立て、最後にまた塗装して乾かしてキャスター付けて完成。

HowTo画像はこれしかありません。


無いと思ってた制作過程の写真、1枚だけ発掘。

色塗り。始めはアクリル絵の具混ぜつつ、でも面倒になり最後は塗料だけ重ね塗りしたような記憶があります


「木を切り、やすりがけし、塗装をした後に組み立て、最後にまた塗装して乾かしてキャスター付けて完成」を長く書いたものが以下です。

■作り方(少し詳しく)
0.雑でいいので設計図を書き、寸法と部品、全体工程を把握。

(風が強くなく、洗濯物もなく、比較的乾燥して晴れた日を用意)
1.角材と薄い板を切る。

2.(軍手など手袋をする)切った板を含む全ての木材の全ての辺、面をざっとヤスリがけ。(これは手持ちの粗いものと細かいものを適当に掴んでやりました。)この面にこのままペイントするので見た目が綺麗になること、怪我防止が目的。
(作業の大半は部屋で行いましたが、これは屋外でやった方がいいです。)

3.表面についた粉を、軽く湿らせた布かアルコールティッシュ(理由ないです)で拭き取り乾かす。その待ち時間に中央の棚板の位置を決め、鉛筆等で薄く印をつける。角材の位置も忘れずに。(これは補強のためですが、無い場合の耐久性は不明。)
 板によってわずかに長さが違ったりするので、綺麗に決まるようここで最終イメージを固めておく。ボンドを塗る面(画像でいうピンクの接触面)にも印をつけるとスムーズ。

4.新聞紙を引き、塗装。薄く塗り、乾かしてまた重ねて塗る。全ての面を塗る。周りにあるものを適当に使いながら板を浮かせて乾かす。
 プロではないので保証はできませんが、塗り広げるために水分を多く含みすぎると乾きが遅いだけでなく多分カビが生えやすくなります。綺麗に均一に塗りますが、組み立てた後に塗り直すので厚塗りはせず、すぐ乾く程度に遠目から見て綺麗〜というくらいが良いです。木目を消すほど厚塗りしたい場合は気持ち多め。ギリギリ鉛筆の線が見えるくらい。(翌日の朝、塗った板を見て急に粗に気付いて塗り直したい箇所が出てきます。作業中の傷や、引っ付いてしまった新聞紙の文字なんかも上から塗って隠せます。今は下塗りで良いです。)

5.下塗りした板が乾いたら、どの位置に何を使うかを再度把握。そして画像の通りに一箇所ずつボンドで仮止め→ネジ/釘止めをしていく。
 釘とネジの使い分けは正直雰囲気です。ただ一つ言えるのは、角材や板の厚みが1cm程度しかないので斜めに入れると飛び出ますし、割れやすいです。細い釘の方が作りやすいです。(ただし釘は手持ちを使ったのでダイソーに適切なものがあるか分かりません。)

 組み立ては「ヒ」か「H」の形から始めて「日」の字に仕上げる。
 角棒と薄い板は簡単に折れてしまうので、一番最後。キャスター以外のパーツを全て止める。キャスターに噛ませる薄い板を忘れずに貼り付ける。

6.最後に仕上げの塗装。塗料の残量を確認しつつ、まずひっくり返して裏面を塗る。乾いたらここでキャスターを付ける。そうすると底面が浮いた状態で側面を塗れます。塗料を少量残しても仕方ないので、一瓶使い切る勢いで塗る。太陽光での確認はおすすめ。釘・ネジ頭も全て塗りました。側面と上面は気持ち厚塗り。
 (あまり記憶はありませんが、手持ちのアクリル絵の具を混ぜたかもしれません。これが問題ない行為なのかはよく分かりません。塗料はそのままでも塗りやすく、量も若干余るくらいには十分だったと思います。足りなかったらごめんなさい。)

7.よく乾かして終了。

注意・一年前の記憶で書いています

あとがき

 これだけ手軽だと、色合いも冒険してモンドリアンのコンポジション的なテンションで行くか一瞬迷います。逆に購入しないからこそ、派手な試みをしたくなる。結局やらなかったけど、上の物置きの底面を100均で売られているタイルで埋めるかも迷いました。白×ブルー系は王道の可愛さ。

 失敗してもヤスって塗り直せば大体どうにかなるサイズと用途ですし、キャスターを外して適当な棚としても使えそうで、練習台としてもそう悪くないDIYかなと思います。沢山事前準備しても、間違えたり材料を買い忘れたりするのがつきものなので、100均で調達できるという安心感自体がDIYのフットワークの軽さに直結しています。

 記憶だとニス等は塗っていませんが、1年経っても粉が手に付くようなこともありません。ちなみにやたらカビが生えやすい時期を過ごしましたが、カビ防止されているのでこの塗料を信頼しつつあります。

 重いものと飲み物を置くのはおすすめしません。ベッド脇において読みかけの文庫本やメガネを置くのにちょうどいい感じです。

 100均では45cm長の板もありますが、この厚みのラックの延長で内容量を増やすとたわみが出たり耐荷重(不明)をオーバーしたりする可能性があるのでおすすめできません。

雑談

 こういうものを細々と作っていると、DAISOやSeriaで1 x 1 cmの袋詰め木材ブロック出してくれないかな〜と常々思います。あのダボピンの袋詰めみたいな感じで。先日端材を集めて作った工具箱、結構重たくなってしまったので棚から取り出す時に指をいれられる小さな脚をつけてあげたいんですよね。あの角材をそのまま角ブロックにして袋詰めして売って欲しい…一時期あったりしただけであればすみません。でもDIY以外にミニチュアインテリアやアクセサリーなど使い所は多岐に渡ると思うので今のタイミングなら売れると信じています…


以上です。お読みいただいた方、ありがとうございました。


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