見出し画像

タイ料理 レストランは見た目じゃない

今回は、ちょっと料理から離れて、レストランの話です。

タイトル画像は、レストランの入り口。
建物と建物に挟まれたスキマ、
写真で見るとそれなりに幅もありそうに見えるけど、
ほそながーいコンクリート敷の空き地で、
昼間だけ開店しているお店。

一見屋根のように見える赤い天井(?)はでっかい日傘。
その奥にブルーと白のストライプのアーチが見えるけど、
これは、よく言うルーフというヤツ。
たぶん、昔、建物があったとき、車庫の場所だったのでは?
と思われる。
建築物的なものは、このルーフ以外にはない。

入り口のショーケースのまわりに、
上からあれこれぶら下げたり、配置してある袋物は、お菓子。
食事をした人がデザートとして甘いものを買ってくれるといいなぁー
的な、期待を込めたラインアップとなっている。(笑

さて、
入り口の奥、ルーフのあたりには調理場がある。
おばちゃんは、ここで料理を作っている。
壁がないので、雨除けにはビニールシートが貼られている。
冷蔵庫もないので、発泡スチロールの箱に保冷品が入れられている。
お客さんに出す氷も発泡スチロールの箱に入れてある。

店員さんは最初に水用のコップをもってくるだけなので、
ここまで来ておばちゃんに注文することが多い
アレンジして欲しいときも、言いにくれば大概聞いてもらえる

さて。
店内、食事をするテーブルがどうなっているかというと、
例のルーフ近辺にテーブルが一つ。
ルーフが無くなったあたりからは、
でっかいビーチパラソルが並べられていて、
その下に点々と配置されている。

ここが店内なのだ
テーブルクロスはコカ・コーラの敷物

ときどきスコールのような激しい雨が降るときもあるから、
パラソルは少しずつ重なるように配置されていて、
工夫の跡がみられる。
私も雨の日に食べたことがあるけれど、
ご飯の上に雨が降り注いでこないように、
びみょーにずらして配置されている。
そして、
左側の水色のフェンスの向こうには、私が通っていた職場がある。

店内(?)の写真をみてもらうとわかるように、
こんなショボい店であるにもかかわらず、
テーブルはほぼ埋まっている。
要するに、早い、安い、旨い!店として、ファンが多い店、なんです。

どんな料理が出ているか?というと。

カオニャオ・ソムタム・ガイトート
東北部の料理トリオですね
この日は鶏足のガイトートも注文してました
左はたぶん、ラープガイ
右のスープはなんだったけなぁ。
とにかく、メチャ辛い。コショウの粒がたくさん入っている。

タイでは、大皿料理をいくつか頼んで、
みんなでシェアして食べるってのが基本。
ごはんは、各自一皿ずつ注文。
ご飯の皿に食べたいおかずを取り分けて食べる。

もちろん、割り勘。
食べ終わって会計のときに人数で割り算して支払う。
でも、ガパオやカオパットが食べたければ、
個別に頼んで、自分でその分の料金を払う。

ところで、
この店には、たぶんメニューがない。
見たことがない。
料理名や金額が書かれたボードを見たこともない。
食べたい料理を言えば作ってくれるという「深夜食堂」のような店。
そして、店の名前は不明(あるのかな?)
同僚はいつも「隣の店」って呼んでいた。

でも、何食べてもすごくおいしい。
画像データなかったけど、トムヤムクンも絶品(ココナツミルクなし)。
「混んでる店はおいしい」法則は全世界共通だね。
ただし、日本人には辛すぎるので、
辛いのが苦手な人にはお勧めできない。
(レベルは、食べ終わって30分くらいは唇がしびれているくらいの辛さ)

こういう店って、田舎には「ある ある」かもね。
テントのお店は珍しくないかも。
チェンマイに行った時も、
テントの中で営業しているカオソイ屋さん、ありました。
あと、屋台で周囲にテーブルっていうのは、よく見かけます。
でも、レストランの青空営業で日傘までいくと、ちょっと珍しいかな?

今度行った時にも、必ず行ってみたい名店。
まだ営業しているといいんだけど。。

*******************************

【おまけ】
この店のソムタムにはすごくファンが多い。
お店に行った時にも、あちこちのテーブルで注文しているし、
私の勤務先では、おやつタイムに出てくることもあった。
所長が出資してくれた時は、3時のもぐもぐタイムに各部署に配られてた。
(庶務の子が買いに行って、みんなに配る)
古い風習らしいですよね、10時と3時のおやつタイム。
田舎ではまだ残っているところ、あると思います。

いいなと思ったら応援しよう!