見出し画像

くー先生となみみの相談室2~病は「気」から 肌のたるみは「気」が足りないから!


ごきげんな明日のワタシへ!maison de megri の漢方養生コンシェルジュ、ナースのなみみが、漢方薬局のくー先生との対談形式で中医学の基礎用語についてお伝えするシリーズ第2回。
よく聞く「気」。気をつかう、気苦労、気持ち…気って言葉は日常にたくさん隠れています。その「気」ってなに?今日も相談室を覗いてみましょう。

画像3

「気」は何から作られる?


なみみ「先生、まだ朝の10時なのにもう疲れて眠いんです。すぐ休憩してしまいます」

アサカラネテマス・・・

名称未設定のデザイン (1)


くー 「なみみさんは、きっと『気』が足りないんだと思いますよ。」

なみみ「えっ!『気』・・・もっと気合を入れて頑張らないとダメなんでしょうか。」

くー 「違います違います(笑) 『気』というのは、体の中にもともと存在しているんです。『気』は『入れる』のではなく『体の中で増やしていく』というイメージですね。」

なみみ「そうなんですね、すぐ疲れてしまうのも『頑張りが足りないんだ』と思ってしまって、自分を責めてしまってました。『気』を増やすためには何をしたらいいんんですか。」

くー「『気』は食べ物を食べたエネルギーから作られます。食べたものがきちんとエネルギーに変わるようにしてあげると、『気』が増えていきます。
あとは呼吸からも作られるのですが、これはまた今度お話しますね。」

なみみ「食べ過ぎるほど食べているのですが(笑)・・・元気が出ません。」

くー「それは食べたものを効果的にエネルギーに変えることができていないからですね。いくら外から食べ物を入れても、体の中でそれをエネルギーに変える機能(「脾」と言いますが、この説明はまた別の所でしますね)が低下していると、『気』は増えてくれません。」

なみみ「うーん・・・ただ食べてるだけじゃダメなんですね。」

くー「そうですね。あと、『気』が足りないとお肌もたるむんですよ。」

気が足りないと たるむ⁉

なみみ「えっ!『気』が足りないと何でお肌がたるむのですか?」

くー「人はエネルギーで体の各パーツ(目尻、ほお、お腹)や筋肉、内臓をあるべき場所に保とうとしていますからね。当然『気』エネルギーが少なくなると重力の法則に従って各パーツは下に下がります。それが『たるみ』ですね。」

なみみ「なるほど・・『気』は健康だけでなく美容にとっても大切ですね。」

くー「そうですね。『気』は体の隅々まで流れて全身にエネルギーを送っています。健康の根本が『気』。
この『気』が足りなかったり、流れていなかったりすることで、様々な不調が出てくるんですよ。まさに『病は『気』から』ですね。」

マダマダゲンキニハシレマス!

名称未設定のデザイン (2)

今日の相談室からお伝えしたいこと

「気」は、体の中で作られるエネルギー。「気」の不足で、「体がだるい、やる気がない」などの症状が起こってきます。また、新陳代謝が悪くなり、肌のターンオーバーの乱れにもつながります。「気」のエネルギーで皮膚、内臓を引き上げているので、足りないと「たるみ」にもつながります。ピンと張っていた風船の空気(「気」)が足りなくなると、風船がしぼむイメージですね。

また「気」が充分に作られていても、体の中を「スムーズに」巡っていないと、次にお話する「血」や「水」を巡らせる事もできなくなります。

え?血?水?次回の相談室に続く…

関連記事


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?