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てんやわんやの七夕前夜【子どもたちとの毎朝#182】

2022年7月7日 曇り

昨夜、ダイニングの椅子に、お姉さん座りのような格好で座った次女が、そのまま「足が痛くて、動かせない」と泣き出した。

とても痛がっている様子で、一切、左足を動かそうとしない。

次女は、<肘内障(ちゅうないしょう)>に、ここ1年でたしか2回ほどなっている。

肘内障になると、腕を伸ばしたまま、動かすことを嫌がるのだが、それに似た類のことが膝にも起こってしまったのだろうか?などと推測しながら、ググるがいまいちよくわからない。

※肘内障は、肘関節が外れかかって起こる、亜脱臼の状態のこと。
転んで手をついたときや、腕をひねったりしたときなど、原因は多岐にわたるそうだが、5歳以下の子どもがなることが多いんだとか。

いずれにせよ、痛がって動かそうとしないので、救急にかかった方がいいだろうということで、車で10分ほどの総合病院へ。

このとき時計は21時を回っていた。
女子チームは寝室に行こうとしていたところ。

このあとどうなるんだろうなぁとは思うが、致し方ない。
とりあえず、私は帰宅したばかりで、まだハイボールを入れていなくてよかった。

肌着とパンツ姿の子どもらにワンピースを着せて出発。

次女は、足を動かすことを嫌がるので、椅子の上に敷いてあった座布団ごと次女を抱えて、体制を崩さないよう慎重に移動させる。
「ママが!ママが!」というので、ママが。。

車移動中、右左折する際のGすら嫌がっていたので、相当に痛いんだろうなぁ、と思う。
病院についてからは、病院にある車椅子に、座布団ごと次女をのっけて、車椅子移動。

案の定、救急外来はそれなりに混雑していて、次女は座ったままキョロキョロしていて、長女は眠そうだが、持参したノートに長女のオリジナルキャラクター「カーレット」を描いて待つ。

ほどなくして次女が「トイレー」と言った。
足動かせないのにできるのかな?と思いつつ、ママと一緒にトイレに向かう次女。

やはり足が痛いのか、トイレから次女が「やだー!やだー!」と叫ぶ声が聞こえてくる。
トイレができず困っていると、看護師さんが応援に来てくれて、そのまま問診も済ませてくれた。

とはいえ、トイレは出来ず終いで、「早めに診てもらえないか医師にかけあってみますね」とのことだった。

次女に「ちょっとトイレ我慢できそう?」と声をかけ、しばらく(20分くらい?)待っていると、看護師さんが再び声をかけにきてくれた。

「ちょっと混雑しちゃってて早めに診察するのは難しいんですが、状況からみて、折れたりということはないだろうから、痛がるかもしれないけど、動かして大丈夫なので、次トイレに行きたくなったら、トイレを済ませちゃってください」とのこと。

座ったまま眠りかけていた次女に「トイレ行く?」と聞くと、「行く。漏れちゃうよぉ」と即答。

大丈夫かな?と心配つつ、再びトイレに向かう次女とママ。

今回は、トイレに入ってしばらくしても次女の叫び声は聞こえてこない。

しばらく長女と折り紙をして待っていると、今度は、次女のいつも通りの明るい声が聞こえてきた。

あれ?とトイレの方を見ると、次女が歩いてきて、「治ったよー!」と言った。
ママに聞くと「思い切って動かしてみたら動かせて、大丈夫になったみたい、、」とのこと。

看護師さんにそのことを伝えると「一度はあれだけ痛がってたので、医師に診てもらった方がいいとは思うんですが、、まぁ、時間も時間ですものね」という流れで、先生にも確認してもらった結果、診察予約はひとまずキャンセルさせていただいた。

お騒がせしてすみませんでした。。
次女の膝はどうなっていたんだろうという疑問は残ったままだが、帰路に着く。。

長女は帰りの車中で眠ったが、次女は痛みが取れたからか、元気はつらつ。
時計は23時を回ろうとしていた。

次女に「どうして治ったの?」と聞くと、「魔法使ったんだよ」と言った。

今日は七夕。

夜更かししてしまったので、案の定ご機嫌斜めの姉妹。
致し方ない。

特に今朝の次女のグズりはなかなかのもの。
ママが出発したあともしばらく泣いていた。

なにに泣いているのかは今ひとつよくわからないが、パパの膝の上に座って、チョコレートクリームを塗ったパンを食べると徐々に落ち着いてきた。

次女はまだお薬が残るが、もう遅刻してしまうので、今日はお薬パスしよう!と思って、バタバタと準備を済ませていると、出発直前に次女が「お薬飲んでないよ!」と言った。

「お!でも今日は時間がないからいいかなと思ったんだけど」と言うと、「ダメだよ!お咳とお鼻が出ちゃう!」と言う。

この次女の意志は尊重したいが時間がない。

ということで、長女に「先に行っててくれる?◯◯(次女)とお薬飲んでから追いかけるけど、パパたち間に合わなかったら、お友達と合流してそのまま学校行っちゃっていいからね」と声をかけると、「うん、わかったー」となる。

思わぬ形で、長女の初の一人登校日となった。

次女は信じられないくらいの前のめりでお薬を飲んでくれて、急いで出発。
長女の後を追いかけるとお友達との合流地点ちょっと前で追いついた。

もう一人で行けるんだね。



ちなみに、姉妹の七夕の願い事は、

長女「およげるようになりますように」
次女「おしえられない」 

とのことだった。


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