話題の映画を観たら、2日間余韻で動けなくなった
「ナミビアの砂漠」
SNSでチラチラ見かけた、このタイトル。
どうしても気になる。
予告編の動画はすでに10回以上再生していた。
もう、観に行くしかない。
京都シネマのレイトショー。
ゆるゆるお買い物をして、素敵な三連休の幕開け…という金曜日に観た。
ところが、ほのぼのした気持ちは一転、映画で大いに心をかき乱されてしまった。
独特のカメラワーク、個性的な表現に吸い込まれて、2時間があっという間だった。
あのシーン、もう少し考えたい…!と思うシーンで溢れていた。
家に帰り、気がついた時には映画の全場面を書き出して考察を始めていた。
いや、思い返しても面白い。
「自分のこと、わかりたい」
主人公のこの感情が痛いほど、沁みた。
途中でぼたぼたと涙も溢れた。
よくわからない自分が嫌いで、好きで、わかりたい。
だから私は占いやmbtiが好きだし、こうやってnoteを書いて自分のことをたくさん書く。
映画の主人公とは行動が全く重ならないけど、心の奥底にあるものは同じ、そんなふうに感じた。
共感よりももっと深い何か。
いままで観た映画で得ていた共感なんて、生ぬるかった。
それぐらいスパイシーな映画だった。
そう、スパイシーという言葉が合う。
映画に感情をかき乱されすぎて、バランスを取るために近くの素敵なお店でクリームソーダを飲んで帰ったほど。
でも、甘いクリームソーダを飲んでも頭の中のスパイシーは拭いきれず、三連休の前2日はずーっと考察を続けてしまった。
こんな深い映画体験をできたこと、本当に嬉しい。
まだ観ていない方、ぜひ観てみてほしい。
《おわり》
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