つらつら紅葉の旅日記、day4。あとがき。〜地底探検ミュージアムと旅からのプレゼント〜
紅葉の旅4日目、最終日(10/24(日) )。
雨→晴れ予報。
紅葉の旅を思う存分楽しんだ三日間。
最終日はもう
紅葉の旅ではありませんが…、
今日は雨を考慮して
「地底探検ミュージアム」へ!
しかし。
埼玉県方面は
朝方には小降りになり、
「地底探検ミュージアム」に着くと
ピカーン!と晴れました。
「わ〜!晴れた〜!」
「ここちょうど雲がないね。
空の神様、最後まで
パン子たちの味方してくれたんだね」
空には小ぶりの可愛い雲。
遠くには小さく富士山が見えます。
「あ〜気持ちいい〜」
「は〜。背伸びが気持ちいね〜。
あれ?なんか筋肉痛だあ」
何故か全身筋肉痛の私。
いざ、地底探検ミュージアムの
見学ツアーへ!
感想は…
とっても楽しかったです。
内容を書くと行く人の楽しみが減るので、
写真だけ数枚。
たまにスケボーしてる地下に
こんな広い空間があるなんて
感慨深く、
目には見えない場所で
誰かが川の氾濫を防止して
人々の暮らしを守ってくれてるんだなあと
思うと
感謝の気持ちが溢れました。
それに三日間、
全力で身体を動かしたので
見学ツアーくらいのユルさが
最終日の身体にやさしく、
ちょうどよかったです。
帰りは、ホームセンターへ。
ガーデニングの材料を買いに行きました。
育てるのは、
大好きな空色ネモフィラ、
春に咲く花です。
ネモフィラの種は
9月に秋桜を見に行った時、
大好きな
鼻高展望花の丘でもらいました。
旅でしか出合えない、出逢い。
秋から春へ花の旅も繋がっていきます。
お家に帰ってひと息。
のつもりが、
二人とも爆睡していました。
翌日の早朝。
「めっちゃ寝てた。
よし、パン子ちゃん、
ネモフィラちゃん植えようか」
「うん!」
引き出しに大事にいれていた
ネモフィラの種をベランダに持っていきます。
やさしく土を耕す耳男くん。
丁寧に種を撒き、
さいごに
愛しそうに水をプレゼントする耳男くん。
本当、耳男くんいい子だなぁ〜。
「ね、ね、
ネモフィラちゃん、
明日には芽でるかな?笑」
「笑。
耳男くんの愛情なら出るかもね笑」
「可愛く育ってね」
そう言い残し、
耳男くんは颯爽と仕事に行きました。
「行ってきま〜す!
ネモフィラちゃんのことよろしく〜!」
「まかせて。
行ってらっしゃ〜い!」
…。
ガチャン。
「体力化け物だ」
なんであんなに元気そうなんだ。
何キロ走ったのか
何時間走ったのか、
忘れたのだろうか。
自分の旦那さんながら、
底知れぬ体力に毎回驚きます。
ちなみに、10日目には
小さくて可愛い
ネモフィラの芽がぐんぐん。
この子も成長中です☺︎
一人になり、
コーヒーを淹れ、
お土産に買ったラスクを食べながら
思い出の写真を見返します。
「本当に楽しかったな〜。」
「秋元湖、すごー!
五色沼、綺麗すぎるー!」
何度スクロールしても笑顔が溢れます。
ふと。
ダリの美術館の写真で、
手が止まりました。
胸の中に
ダリが描いた柔らかい時計の絵画が
浮かびます。
「時間は本来、柔らかいもの…。
そうだね、ダリ」
私の心を通して
感じたダリのメッセージ。
四日間の楽しい思い出と
共鳴します。
《心に柔らかい時計を持つこと》
今回の旅で見つけた、
大切な言葉の宝物です。
「心の時計は柔らかく。
すごく大事なことだね。」
1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12…。
12という数字を気にして
時間に縛られてきた過去の人生、
数字から解放され
自由を知った今の人生。
本当に大きく変わった。
「感謝だなぁ。
耳男くんと結婚してから
私の人生の時間、
キツいとか辛いとか苦しい気持ちより、
嬉しいとか楽しいとか幸せな気持ちが
本当に増えた。
自由が増えて、
私の人生の時間そのものが増えた。
今までは固執した考えで
自分で自分を制限して、
時間に縛られてた。
自分で
私の人生の時間を縮めてたもん。」
携帯を置き、
コーヒーをひと口。
苺のラスクが美味しくて甘くて
筋肉痛の体にやさしい。
「きっと。
耳男くんと過ごす日々の中で
拘りとか偏った考えが
フラットになって、
心の時計が柔らかくなってたんだろうな。
そして、
旅でのいろんな出逢いや経験で
心が
自由の楽しさを知ったんだろうな。
無理して生きる必要はないって。」
ひとり言が止まりません。
「なぜだか昔は
キツいからこそ楽しい、
辛かった分だけ嬉しいことが待ってる、
苦しい時間があるからこそ幸せを感じられる、
と思ってたなぁ。
だから、
頑張るのは当たり前のことだったし、
「大変なこと」を
自ら選んでいた気がするし、
自分で「大変なこと」にしてた。
けど、
「大変」じゃなくていいんだよね。
人生の土台が
キツい辛い苦しいじゃなくて
いいんだよね。
人生の土台は
楽しい嬉しい幸せでいいんだ。」
ダリの作品のおかげで、
4日間の旅のおかげで、
ひとつ成長した自分。
「昔より頑張ってないとか
楽していいのかなて
なぜか不安になってたけど
それでいいんだ。
働いてなくても
たくさんの人と関わらなくても
成長できるし、
小さな心の感動で
人生は深く濃く彩りを増していく。
幸せのカタチは人それぞれだ。
無理して頑張る必要ないし、
楽しいことを選んで
生きていいんだよね。
そうできるんだったら。
いろんなことに心を開いて、
心の時計を柔らかくして。
自分の人生を
自由にしてあげよう」
人生は楽しいで満ちていいんだ。
幸せで満ちていいんだ。
この溢れ出る、想い。
きっと
今回の紅葉の旅がくれたプレゼントだ。
大事にしよう。
ありがとう、旅。
ありがとう、耳男くん。
ありがとう、みんな。
そして、
何度も晴れてくれた空、
ありがとう。
空には感動を変える力がある。
水面に映る空は、
全ては鏡だと教えてくれる。
私が笑えばあなたが笑う。
あなたが笑えば私が笑う。
何度だって。
空を見上げる旅、
全ては鏡だと教えてくれる。
今、私は空を泳ぐ、鯨。
終わり。
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