
「先輩らしさ」ってなんだろうね?
今日は今週の1on1で感動された話を書こう。
早いもので、もう4月だ。
去年の新卒に2年生と呼ばれるようになったね、おめでとう✨
と話していた時に出た話題。
「先輩らしく振舞う」のが苦手なんです
・・・えー。
なんですかねその「先輩らしさ」って???
曰く、バイトの時に自分が最年長になったりすることがあって
そういう時にうまくやんなきゃ、見せなきゃって考えて余計動けなくなって
だからお前はダメなんだって叱られてきたんだそうな。
じゃあどうしたらいいの?って聞いたら「背中を見せるんだよ」って言われて頑張ってなんか見せないとと思って余計から回ってたらしい。
うーん抽象的で大変なオーダーであるな。
聞いた私は一言伝えた。
「その人が一番先輩らしさを分かってないんだろうね」
よくわかんない何者かになろうとしなくていい
そもそも何を目指すのが曖昧に過ぎるw
【男は黙って背中で語れ】とでも言われたのか知らんけども
そんな堅気の職人の職場でもないしな。
なおかつ私も彼女も女性だし、全く掠ってないという笑
そういう意味で言えば確かに改めて教えるってことはしてないけど
先輩を参考にするときってどうしてる?
「ああいいなそれって思った言葉とか行動とかは真似してますね」
そうだよね、普通に良いなって思ったら真似するよね。
その時って「俺の背中を見ろ」とか言われてる?
「いや、言われてないですね・・・」
そう、そんなことしなくても
後輩っていうのは凄いと感じた人のリスペクトは勝手にしてるのだ。
だからね、
普段通り目の前のお客様に懸命に向き合って仕事しているだけで、充分背中見せてることになってるんだよ
「へ・・・・・!?」Σ( ̄ロ ̄;)ノシ
いやだってさ、
【先輩っぽくしよう】って具体的に何しようとしてたの?
「いや・・・正直わかんなくて。プレッシャーだなって、
だから怖くて、彼らが来るの不安ですごい憂鬱になってました・・・」
うん、そういうのやめよーやめよー。
良く分からんものを目指すのも、それにプレッシャー感じるのも無し!!
わけわかんないものになろうと頑張られて病まれても、こっちも困るよ。笑
そう言ったら、彼女はすごい驚いた顔したあと急に安心して笑い出した。
「なんだ、、、そっか、いつも通りでいいんですね、、、!!!」
うん、そうだよ。
それで充分、1年分の自分の進化は知ってるでしょ?
1年前の自分とは同じじゃないよね
「・・・・・はい!全然っちがいますっ・・・!!」
じゃあそれでいいの。何も恥ずかしがることなんかないの。
この1年必死でやってきたのを知ってるよ。
先輩=何でも知ってる、ではない
あーもしかして。
何でも答えられるようにしなくちゃ、とか思わなかった?
「・・・・・思ってました」
Oh,Yeah
んじゃさ、私たまに「わかんない教えてー」って言ってるよね?
「言ってますね」
「・・・あ、そうか」
にこにこ。
そんな完璧超人どこにもいないから。
先輩後輩の違いがあるなら、それは経験している量によって判断できる幅が増えてるだけだから。2年目でも経験してる人もいれば5年目でも経験してない人もいる、でも代わりに違う経験をしているかもしれないよね?
そういう時は教え合いっこしたらいい。
何年経っても知らないことや忘れてることもある。
そういう時に素直に教えを乞うた方が、相手にとっては一方的じゃなくなるからむしろ嬉しかったりすらしない?
「分からないこともあるんだって力になれることなら頑張りますね」
分からないことはわからないと言える関係性
信頼って、そうやって作っていくもんだと思う。
助け合うから仲間だし、お互いさまのほうが協力しやすいよね。
この人の前では万能でいなければなんて社内の緊張感は、しんどいから。
その代わりにお客様の前ではプロでいるために、力を合わせるんだ。
自分が知ってなくてもいい
あとね、何かを教えるだけが力を貸すじゃないんだよ。
「どういうことですか?」
先輩のアドバンテージがあるとしたら、
誰に言えば知ってるか・どこに行けば分かるかを知っていること
なんだよ。
困ったな分からないってときに、自分は答えを持っていなくても
「〇〇さんならわかるかもね」って言えるか
〇〇さんに話したことある?ないなら一緒に行こうか?
って面通ししてあげたり、
安心して進めるためのサポートはできるよね。
「ほんとだ・・・やってもらってた、
わからなくてもできること、ありました・・・!!!」
不安で緊張で仕方なかったんですが、
変に力が入って良く分からないモノを目指して迷子になっていただけだったんだなってわかりました。
彼女はホントにスッキリしたらしく、
すごい・・・全然違う、楽になったすごい
ってずっと感動してくれてました。よかったね。
後輩ができる皆さんも、気合を入れすぎずに
気合い入れた後に抜くくらいの感じで、いつも通り丁寧にお仕事してくれたら、ちゃーんと後輩は見習ってくれますよ。
最強の型は、自然体ですからね。
さぁ、皆様にもよき新年度となりますように・・・!ヾ(o´∀`o)ノ♪