攻撃的な人の本性
先日の1on1で聞いた話。
今まで人との比較で凹んでいた人が今度は人を批判するようになったと。
困ってます、どうしてあげたらいいんですかねえ
あー・・・まあ、よくある。
そしてちょっと悲しいやつですね。
今までは人と比べて「自分なんてだめだ」って言ってて。
少し出来てくると
「なんで自分はできるのにできないの!?」ってなってくる。
・・・めんどくさいですね(笑)
なんでこんなことするかっていうと
憶病、なんですよ。
ホントにただそれだけ。
自分の弱さを隠したくて、
相手がなにもしてないのに
「もうこれ以上攻撃しないで!降参です。」
「攻撃してくる前に攻撃してやる!がるるる」
って感じです。
生きるの大変だなあ。
なんでこんなことになるかっていうと、
自分を相対的に見ているから
です。
なにかと比較して自分の位置を決定しちゃう。
だから、
「(標準的な何かと比較して)私はできてない」
→生きててごめんなさい=だから私は何も言う資格がない
「(標準的な何かと比較して)私はできてる」
→なのになんであの人はできないんだ!=私は攻撃する資格がある
とか、
自分の位置が変わると態度が変わるという
良く分からんことになります。
まー・・・
実際には別に何も得てはいない
筈なんですけどね。
それが一つ出来るようになったからって
人を批判したり攻撃していい資格を得る、なんて聞いたことないし実際にも無い。
だから他人から見たらただの情緒不安定で理不尽な人にしか見えません。
その人は別のところであなたより優れているかもしれない
あなたは別のところでその人より優れているかもしれない
誰にも得手不得手がある。
だから、人は分業をするし会社が回る。
何が偉いとかそういうのはなくてどれも大事だから欠けると回らない。
例えばわが社の場合、
私たちがサービス提供に集中できるのは、技術部が作って営業が受注して管理部が管理してくれてこそ なのだ。
職業に貴賤はない。
同じように、あなたができることができない人を莫迦にする謂れはない。
出来たことは、素晴らしいこと。
それを、認めて誇ろう。
変なマウンティングに使わずに、
できることを懸命にやり続けて自分の糧にしよう。
比べるなら、過去の自分にしよう。
当社比、ってやつね。笑。
そして基準値は自分の目盛りにすること。
昨日の自分よりも、今日の自分はできてることが増えてる。
絶対的な自分
は、今まで積み重ねてきた圧倒的な説得力を持つから。
それはちょっとやっただけでは持てない。
経験が大事って言われるのはこういう部分。
簡単ではないけど、ショートカットでは作れない。
ちょっとやって諦めたりしない先にあるもの。
ただ、それを持てるようになったら
もう攻撃なんてする必要はない。
そんな誇りを持てる自分はもう、
与える・守る
側の人になっているはず。