「許せない」が「ありがとう」に変わるとき
過去の出来事がきっかけで、
いまだに「許せない!」と思っている相手はいますか?
何かがきっかけで、相手の言動に傷ついたということが事実ですが、その許せない気持ちはどこからくると思いますか?
怒り?苦しみ?恨み?
ずっと持っていたり、時々顔を出す怒りの感情や、許せない気持ちは、その奥にある気持ちに「気付いて」ってサインを出してくれていると思うので、自分自身とたくさん向き合って欲しいんです。
怒りは2次感情だと言われています。なぜ腹が立っているのか?を深堀りしてみると、心の底にある本当の気持ちに気付けることがあるんです。
つい先日その感情に変化が訪れました。
今日はそのお話をシェアしたいと思います。
私には、1年前にお別れした人がいます。
出会ったときから意気投合して、すぐに結婚を前提にした交際に発展しました。
一緒に過ごす時間はすごく楽しくて、私をとびきりの笑顔にしてくれる人でした。
一緒に撮った写真を見て「あぁ…私ってこんな笑顔になれるんだ♪」と、自分でもびっくりしたほど(笑)
でも、ある出来事がきっかけでお別れすることになりました。
その別れ方がまぁー酷かった(笑)
「恨まれてもいい」と本人が言うほどの酷い別れ方でした。
別れ際にその人の本性が表れるともいわれますが、そうだとすれば残念です。
いまは、”育った環境も、価値観も合わなかった、ご縁がなかっただけなんだ、結婚しなくて本当に良かった!!”と思うことができていますが、
当時は”大切に扱ってもらえなかった”という哀しみが時々怒りとなって出てきたのだと思います。
その頃のわたしは、心の勉強をして自分と向き合う作業を続けていたので、自分の気持ちを きちんとアイメッセージで伝えるように心がけていました。
だけど、起こった問題に対する彼の対応に不安が募ってしまい、彼を追い込んでしまったかも知れません。
でも、そのときは、お互いに自分を守ることに精一杯だったんだろうと思います。
最悪な別れ方をされたことに対する怒りは一旦落ち着いてもまた忘れた頃に顔を出します。(その前に、『自分責め』が訪れましたが、割愛します。)
こうなると、好きだったことすら否定してしまいました。
心が震えるほど好きだったはずなのに、その気持ちすら否定してしまい、それがさらに相手への怒りに変わるというスパイラル(笑)
そしてやっと「許せない」を解放するときがやってきます。
心理の勉強をしていた私は、当時、彼の抱えている心の問題や凝り固まった思考ぐせが見えてきていました。
それを彼自身が上手に手放して、少しでも心を軽くできるお手伝いができたらなぁ~と思っていたんです。私ならそれができると信じていました。
今思えば、それは相手の課題に私が入り込みすぎているかも知れず、あまり良くはないのだけれど…。
「一緒にいい方向に進めることができたら素敵だな…」
そう思っていたことが、彼の(身勝手な)言動によって叶わなかったことに対する悔しさと悲しさ…。
これが「許せない!」に姿かたちを変えた、本音ちゃんの本当の姿!
それは、許せん!という怒りや恨みではなくて、相手に対する私の思いやりの心。
そこに気づくと、
「あぁ、ちゃんと好きだったんだな」と受け入れることもでき、否定していた気持ちは姿を消してくれました。
そして、
彼に対する『許せん!』は、『ありがとう』に変わりました。
モヤモヤやイライラの感情の裏には、必ず自分の本音が隠れています。
ぜひ心の声に耳を傾けてあげて、自分で自分を癒し、慰めてあげて欲しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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