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マニラで「ルックバック」を鑑賞

Power Plant Mallで話題のアニメ映画「ルックバック」を観ました。
自分用に感想をメモ!(中身のない記事です)

マニラの映画館

マニラでもたまに映画を観に行くことがあるのですが、基本的にどこの映画館もしっかり冷房が効いているので寒いです。羽織るものを忘れずに!
Power Plant Mallの映画館はひとり420ペソ。年々値上がりしています。
オンラインで事前にチケットを購入する場合は、もう少し安く買えるようです。

飲食について

日本と同じように映画館の前にホットスナックなどが売られており、持ち込むことが可能です。
今回はPower Plant Mallで「もちドーナツ」を買ってみました。
ポンデリングを食べたことがあるとどうしても比較してしまい、そこまで美味しいとは感じられませんでした。しかし結構売れていたので人気商品なのかもしれません。

映画のおともにおすすめなのは、定番のPotato Cornerのポテト。一番大きいテラサイズを買ってもあっという間になくなってしまいます。
ポテトが揚がるタイミングによっては映画の時間に間に合わなくなることもあるので、時間に余裕を持って注文しましょう!
そしてポテトを食べているとシーズニングパウダーでかなり手がベタベタになるのでウェットティッシュがあると便利です。

ルックバックの感想

さて、ルックバックの感想!
まず1時間でここまでのストーリーが描かれていることに驚き。
どうしても自分と重ね合わせてしまう部分が多くて、自分の中の記憶がどんどん呼び覚まされていく感じ。
私のしょうもないエピソードと合わせて感想をメモしていきます…!(ややネタバレあり)

いきなり素直に相手を認められない

まさに私も小学校4年生のとき、なぜか誰にも頼まれていないのに毎日新聞を書いていました。
「誰にも頼まれていない」のに「毎日」です。
そしてクラスで一番絵が上手な友達に「アシスタントになって!」とお願いして、ネタがなくて余白だらけの新聞をかわいいイラストで埋めてもらっていました。
その子のことはとても尊敬していたのですが、素直にその気持ちを表現することができず、「アシスタント」というあくまでも私の補助という役割を担ってもらい、(目標があるわけでもなく)ただなんとなく一緒に新聞づくりを始めるという不思議な関係が生まれました。

私は藤野と違って嫉妬を努力というエネルギーに変えることはなく…むしろ嫉妬というよりもうまく使ってやろうという少々卑怯な気持ちで一緒に新聞をつくっていたと思います。
小学生は素直なようで素直じゃない(最近観た「女王の教室」でも同じこと
を考えました)。
潔く対等なライバルのような関係になれることって意外と少ないのでは!?
藤野の言動、なんかわかるな〜と思いながら観ていました。
成長するにつれお互い認め合うのもわかる!

ものづくりって泥臭い

ラジオパーソナリティー時代、生放送番組で替え歌のコーナーを担当していました。
幅広い世代のリスナーに刺さるような替え歌を考えるのが本当に難しくて、ネットカフェでよく徹夜していました。生放送なのでプレッシャーが半端なかった!

生放送番組ではいろんなスキルが要求されるのですが、私は明らかにスキル不足で、今思えばなぜ番組を担当させてもらえたのか不思議なくらいです。
無音放送をやらかして放送事故として総務省にレポートを提出したことがあるくらいポンコツだった私。

でも自分はできると信じて必死で食らいついていました。
そんな私には冒頭のシーンが一番刺さったなぁ。

作品を生み出すというのは本当に大変で、その瞬間に全力で楽しさを感じられることはほとんどない。特に連載のように締切があって、継続しなければならない状況では、楽しさややりがいを感じる余裕なんてありません。
振り返ったときに走馬灯のように駆け巡る泥臭い日々。
きっとクリエイターなら誰しもこういう経験あるよね!と思いながら見ていました。

ifの世界

おそらくずっと同じ環境で同じような作品を生み出し続けている人間なんてほとんどいないと思います。
良くも悪くも変化というのは必ず訪れて、それは自分ではコントロールできないことも多いです。

みんな必ず考えるifの世界…このifの世界のストーリーがしっかり描かれているのは藤野と京本が漫画家だからこそと思ったらとても切なかったです…。
前を向いて歩き始めた藤野のその後はどうなったのか、そこは詳細には描かれていませんでしたが、きっとこの後もさまざまな困難に直面するのでしょう。
そんなとき、京本と一緒にがむしゃらに漫画を描いていたあの日々を思い出すのかな。きっと何度も何度も思い出すんだろうな。
後半の映像がとても美しくて、藤野役の河合優実さんの演技もよかった。
1時間はあっという間でしたが、1時間だからこそ、どのシーンもしっかり記憶に残り、観終わった後の余韻も楽しむことができた気がします。



…感想といえるほど立派なものではありませんが、感じたことをパッと書いてみました。

この作品について、儚く美しい物語という感想を持つ人も多いようですが、私は藤野が前を向いて進みだしたとはいえ、最後まで残酷さが印象に残りました。
昔、ライターをしていたときに、営業の先輩から、「ライターはいいよね、成果物が残るもんね!」と言われたことを思い出します。
作品はずっと残る、だからこそ楽しくて面白くてしんどいです。
なんだか久々に「成果物」を生み出したい気持ちになった!
つくるっていいですよね、やっぱり。

ちなみにサインを書くシーンで一番の笑いが起こっていて、フィリピン人にとってはここが面白いポイントなのかと驚きました。
英語の字幕はあったものの、漫画家になるための過程・出版社の事情など、外国人には馴染みがなくてわかりにくい部分も多い気がします。
フィリピン人の感想も聞いてみたいなと思いました。

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