【告知・文学フリマ東京39】批評/文芸同人誌『未完了域』に寄稿します
追記:主宰であるすぱんくさんの告知note記事のリンクはこちらです。
来たる2024年12月1日(日)の「文学フリマ東京39」にて頒布予定の批評/文芸同人誌、『未完了域』第1号に寄稿します。
noteおよびTwitter(現X)で長らくお世話になっている「すぱんくtheはにー」さんが主宰です。
私マエダが寄稿するのは、「小学校国語科における『ホラー教材』の意義――安房直子、宮沢賢治、あまんきみこと空色のタクシー」と題した論考です。論考、だと思います。
2024年12月1日(日)12:00〜17:00 東京ビックサイト 西3・4ホール
出店名:すぱんく苑
ブース:F-02 https://bunfree.net/event/tokyo39/#map
本誌の特集は「ホラーのある生活」ということで、小学校の国語科教科書に掲載されている/いた物語教材文の中から、ホラー要素を感じ取ることができる教材文をいくつか選抜しました。
本稿は、そういったホラー要素のある教材文を「ホラー教材」と定義し、それらが教科書に掲載されている意義や、そこから何を読み取っていくべきか、それらを扱って授業を構成する私たち教師は何を期待されているのかを論じる試みです。
ホラー特集の批評/文芸同人誌に寄稿する小学校教諭は多分日本で私だけだ、という確信めいた自信でもって約2万字をしたためました。データ/電子書籍がメインですので、現地参加が難しい方でも(かく言う私もそうですが)手にとってお読みいただきやすいものと思っております。
それよりも、私以外の寄稿者の文章を、しかも「ホラー」という同一テーマのもと、他の寄稿者によって書かれた文章を読めるのが大変に楽しみです。私の拙論も含めて30本を超えるボリュームです。
批評同人誌で長らく活躍されているすぱんくさんが主宰ですので、「あら、この人よく見かけるなあ。これまでもいろいろなところで文章を書いておられた方だなあ。」という人ばかりです。私とは比較にならないほどに広い視野で書かれた文章に出会えるのが、本当に楽しみです。
新しい文章にほとんど無限に出会える環境であることは実に素晴らしことだなと思いますし、そんな環境を形作る一端の一端の末端でいられることを嬉しく思います。
また、『未完了域』は「未完成原稿」も収録しているというのが大きな特徴ではないかなと思います。「批評の裾野を広げたい」というすぱんくさんの思いがあってのことです。
私が文章をWeb上で公開し続けている動機のかなりの部分は、確実にすぱんくさんの影響です。
たとえ読まれる回数が少なかろうが、飛んできたハートの数が少なかろうが、別媒体にリンクを投げ込んだところで同業者から見向きもされなかろうが、自分にとって最上の価値をもつ文章が書ければそれでいいという思いでいる反面、すぱんくさんには長らくお世話になっていますので、本稿についてはできる限り多くの人に読んでいただきたい、読んだ上で忌憚のないご批正を加えていただきたい、とも思っています。
願わくは、文章を発表するような形で。
書いてみてください。書くことは救済であると信じています。