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「ゴジラ-1.0」を観た!
一昨日、「ゴジラ-1.0」を観てきました。
山崎貴監督作は「SPACE BATTLESHIP ヤマト」(2010年12月1日公開)しか観ていないのですが、この「ヤマト」が微妙な出来だったため、同じ監督が「ゴジラ」という題材をどのように料理したのか興味がありました。
終戦直後という舞台設定は大変良かったです。
全体的に大きな破綻が無く、よくまとめられた映画で楽しめました。
どちらかというと痛快な怪獣娯楽映画というより、人間ドラマにウエイトを置いていると感じました。
そのためか、人間ドラマのシーンに冗長な印象を受け、よってストーリー展開のテンポが悪い感があります。
第1作目の「ゴジラ」(1954年11月3日公開)が97分であの充実した内容なのを考えると、上映時間124分はちょっと長いと思います。シンプル・イズ・ベストということでしょう。
その上映時間のわりにはゴジラによる都市の破壊描写が1度しかなく、もの足りなく感じ不満に思います。
ただVFXのシーン自体は素晴らしかったです。
劇中の佐々木蔵之介演じる秋津淸治のセリフ「情報統制はこの国のお家芸だ」(うろ覚え)は、現在の我が日本の皮肉に思え少々痛快でした。これ以外にも今日の有り様を風刺しているようなセリフがあり苦笑しました。
配役は良かったのですが、主人公の敷島浩一を演じる神木隆之介の演技というか雰囲気は最後まで違和感を覚えてなりませんでした。なんでしょう…… 悲惨な戦争帰りの思い詰めている人物なのですから、もう少し汚れたというか、荒んだ感じがあっても良かったのではないでしょうか。
音楽は佐藤直紀ですが、「ゴジラ」にどのような音楽を付けるのか興味がありました。
結果は「ああ、やはり伊福部昭を使うのか」と、伊福部音楽のファンである私にしてみれば感慨深ささえあり、感動的なことでした。ただ、これは賛否あるように思います。
抑え気味にいくつか述べましたが、おススメできる映画です。
※文中敬称略
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