【演技のセンス以外の部分】はじめに
はじめまして、刀使いのまゆりです。
ワタクシ実は役者をやりつつ、某大学の大学院生をやっております。
そこでは認知心理学、言語学、哲学界隈のことを学んでおります。
で、役者をやっていくうちに思いました。
「よく言われる、「センス」ってなんじゃらほい…?」
稽古してるとよく言われるんです、「それはセンスだよ」「センスが足りない」と。
ワタクシ、非常に混乱するんです。演技のセンスとは何ぞや?と。
そこで考えました。よし、じゃあ演技におけるセンス以外の部分を明らかにして、残ったものをセンスと考えよう、と。
私の大学での専門分野は主に「認知」です。認知って何かと言うと、簡単に言うと人間の頭の中の情報処理です。
芝居も認知即ち情報処理の一つと考えられます。お客さんにとっては、芝居を見ることは、目の前で見せられている演技という情報を処理し、心に何がしかの思いを浮かべる作業です。
でも多分、こういうこと言うと不快な方も多くいらっしゃると思います。
演技は心で行うもので、理屈じゃないと。
しかしワタクシ、やっぱり気になるんです。センスって言葉で片づけられても、ワタクシへそ曲がりゆえ納得できないのです。
したがってこのnoteでは、役者としてより「ちょっと認知心理学かじっている大学院生」が、演技というものを科学的に解明することを試みてみるよ、というスタンスで始めていきたいと思います。なので以降の記事は、恐れながら有料版とさせていただきます。私もまだまだ勉強中の身ですので、拙いところはご容赦くださいませませ。
コンテンツは以下のようなものを考えてます。
・演技のセンスとは?
・演技を分解してみよう
・認知ってなに?
・人間の「解釈」の仕組みとは?
Etc…
拙文ですが、どうぞよろしくお願いします(#^^#)