公共空間と商業空間の融合、のその先
はじめに
さて、前回記事(「「ハラカド」から考える商業施設の未来」)では、神宮前交差点に新たにオープンした商業施設「ハラカド」の最大の特徴は、銭湯や雑誌図書館、屋上テラスなどの「非・収益空間」が総床面積に占める割合が高いことにあると指摘した。
ところで、これらの空間…銭湯、図書館、屋上テラス等々は、商業空間の中に組み込まれた一種の公共空間といえなくもないのではないだろうか。もちろんこれらの空間に立ち入れるのは施設の営業時間内に限られるので純然たる公共空間とはいえないかもし