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会社員は“考えること“から守られている?
友人と話をしていたら、「考えなくていいってラク」「最高だ」という話になりました。
それは、本来なら考えなければならないことを、スキップできるのは楽でいいという意味です。
◯考えなくていいのはホント楽
何かというと、わかりやすい例はこんな感じ。
「毎年、大晦日はすき焼きを食べる」
「誕生日には、必ず◯◯の△△ケーキ」
これらは、買うものが決まっているので、考えなくていいのです。これがとても楽であると。
決まっていなければ、1から考えなければいけません。
大晦日にはどんなメニューにしよう?去年と同じは避けようかな?
誕生日のケーキは、どこの店がいいんだろう?新しい店を探そうかな?
こうやって、大量の考えるエネルギーを使います。
一方で、最初から決まっている場合、縛りがあり窮屈なようですが、考えなくていいというメリットが大きくあります。
つまり、考えるエネルギーを使わなくていいのです。それって楽だねと。
◯会社員もそうなのか
同じように「会社員も考えなくていい」というレールに乗っていると、友人は言いました。
実際には、タスクをこなしたり、この仕事をいかに終わらせ目標を達成するか細かいことを考えますが、根本である「どんな仕事、何をするか」ということを考えなくていい、という守られ方をしています。
なぜなら、仕事は会社が決めているから。
決めてくれている、と言った方がピッタリでしょうか。
そこは人間の生き方を問う大きな部分なので、事前に考えてもらえているのは確かに助かりますし、エネルギーを消耗しないで済んでいます。
つまりそれが「考えなくていいって楽」、考えない代わりに責任を取らなくていいので「守られている」に繋がります。
◯会社員は守られている
法律でも社会的立場でも「会社員は守られてる」とよく聞くのですが、「考えなくていい」という守られ方をしているとは、思ったこともありませんでした。
これは、自分自身がフリーになったことを想像するとわかりやすいのかもしれません。
「さぁあなた、今日から何をしても自由、どんな仕事をして生きても自由です。その代わり、何もないところに1から何か積み上げてください」
と言われた場合、さて何をするのか。
いきなりポイと放り出されてしまったら、困るところです。
選択肢がありすぎる分、何をすればいいのかわかりません。考えて出てくるとも限らないし、決められるとも限りません。
◯考える工程を省略
その点、会社員は、仕事に就いた時点で、かなりの部分の「考える」工程を省略できています。作業内容はある程度すでに決まっているので、それをやればいいだけです。
この件をここまで掘るとうれしいような、残念なような。
イチ会社員の自分を自覚した場合、考える工程を放棄した残念な生き方をしているようにも感じますし、縛りが多くて窮屈でも会社はかなり守ってくれる部分もあるんだな、と実感します。
考える作業は、知力も体力も心も消耗しますし、責任も伴います。
会社という存在は、いろんなところで背負ってくれているのです。
会社員は、考えなくていいから、いい♡
元会社員だった友人の言葉が胸に響きました。
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