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過去に戻りたいか、やり直したいか
人生を振り返れば、若い頃に戻りたいとは思わないが、やり直したいことは多少ある^^
「あの頃に戻りたい」のではなくて、「あの場面をやり直したい」「もっと幼い頃に~しておけばよかったな」ということだ。この違い。
例えば、楽しかった高校時代に戻りたいと言っている友人がいる。
しかし、私は高校時代どころか、昔に戻りたいと思わない。
ところが、やり直したいことはある。
それは例えば、習字を習っておけばよかった。→美しい字が書ける大人になっているはず。
食べすぎなければよかった。→そうすれば、太りにくい体になったはず(笑)
あのかさぶたを取らない方がよかった。→血が出て大きなホクロになってしまったから(-_-;)
しょーもないことだけど、やり直したい事はこういうことだ。
私は、どんな人も、今を肯定して生きて欲しいなと思っている。
だから、過去の栄光にすがった自慢話、過去の思い出話しかしない人、そういう人を見ると、楽しい話なのに悲しくなる。
あーこの人は今を生きていないんだな、と強く感じるからだ。
今を生きなければもったいない。
アドラー心理学の青い本「嫌われる勇気」にも書かれていた「今、ここに強烈なスポットライトを当てよ」だ。
現在のあなたを肯定しているかどうか。
今ここにいる自分を大事にしてほしい。
若い頃に戻りたいと全く思わない。それは、今の自分を肯定できるようになったからだ。
若さって素晴らしいなー!と思うけど、過去への憧れはないのだ。
最近私は、働いているお年寄りに出会うことが多い。
そんな人たちを見ていると、胸がキュンとすることがある。
先日も、おそらく80歳くらいのおじいちゃん(多分オーナーさん)が、バイトがいない代わりに、レジ打ちを一生懸命やっていた。
難しい機械操作。押しては間違え、押しては取り消し。
うまくいかないなぁ~とぼやきながら、一生懸命やっていた。
私には「ごめんなさいね時間掛かっちゃって」と言っていながら、でも真剣な目で、レジと戦っていた。
優しい目の奥に「このレジを絶対にやり遂げる」という覚悟が伝わってきた。
かっこよくて、可愛かった。
可愛くて、とてもかっこよかった。
一生懸命さが素敵だった。
こんな人はきっと、若い頃に戻りたいなぁなんて、日常的に言わないんだろうなぁ。
今を懸命に生きて、目の前の事と戦っているから。素敵だなぁと思った。
だから私も、過去にやり直したいことがあったとしても、一部修正であって、まるごと戻りたいと言うわけではない。
どんな人にも、今ここを生きて欲しい。
昨年12月の下旬から「風」の時代になり、自分の思いが達成されやすい世の中になっているのだそう。ならば、生きたいように生きればいい。
ぜひ、過去でも未来でもなく、今を生きよう!
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