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好きだったことを嫌いにならないために
ずっと好きだったことが、「嫌い」に切り替わっていることに気付く瞬間があるかと思います。
◯楽しめなくなる
元日本代表サッカー選手の中田英寿さんが、現役時代におっしゃっていました。
「子供の頃はサッカーが好きだったけど、プロになった今は、好きかどうかわからなくなった」
そこには「もう好きじゃない」というニュアンスも込められていました。
純粋にサッカーだけを楽しめた子供時代と違い、仕事にしたらいろんなことがついてまわり、大変で苦しさもあるんだろうな、とインタビューを聞きながら思いました。
好きだったことが、嫌いになってしまう。楽しめない。
そういうことってあるけど、なるべくそれは避けたいものです。
ではどうしたらいいのでしょうか。
◯程よい距離感
好きなものを好きなままで居続けるには、程よい距離感が必要であると考えます。
以前、会社の先輩が、マヨネーズが嫌いな理由を話してくれました。
「私は子供の頃にマヨネーズが好き過ぎて、結果、食べ過ぎて気持ち悪くなったの」
「もう一生分食べたよ、今は少しの量もムリ」
そんなに好きなら嫌いになるわけないじゃん!と思ったのですが、
同様の理由で「あんこが嫌い」「チーズが嫌い」と他の人たちも賛同していたことに驚きました。
好き過ぎても、距離感を間違えるとこうなってしまうようです。
◯好きなものとの戦い
唐突ですが、現在私は「エビ餃子200個」と戦っています。
(写真はエビ餃子の一部です^^)
衝動的にネットで買いました。最初は150個で3,500円の予定で。それでも十分安い値段でした。
しかし、タイムセールとして30分だけ、200個で4,000円になることを知り、迷った挙句、眠い目を擦りながら午前0時まで待ち、エビ餃子200個を買いました。
届いてすぐに猛烈な後悔が押し寄せました。それにしても多すぎる、と。
現在は冷凍庫を開けると、エビ餃子が雪崩のように落ちてきます。
早く食べきらないと…
好きなもののはずなのに、負担になってきました。
◯無意識に制限をかける
エビ餃子が来てからは不思議なことに、他の餃子を許さない自分がいることに気付きました。
お惣菜の餃子、自分で作る餃子、他の冷凍餃子、そんなものを食べている場合じゃない。
先に、エビ餃子200個を消化せねば。
だから他の餃子禁止。
このように、無意識にコントロールして、自分の行動に制限をかけ始めました。
好きなはずが、縛りを作り、今や嫌いになる一歩手前です。
200個のエビ餃子はノルマと化しています。
どうやら距離感を間違えたようです。
そうは言っても嫌いになりたくないですし、出来る限り好きなままでいたいです。
◯好きなものを好きなままで
好きだったもの・ことが、嫌いになるのは距離感だけでなく
最初は「 want to (したい)」希望 から始まったことが
やがて「 have to(しなければならない)」義務 になった瞬間からだと考えます。
最初のワクワクが消えてしまうからです。
エビ餃子を食べたい、サッカーしたい、これらwant toの希望から
↓
エビ餃子を食べなければならない、サッカーしなければならない、とhave toの義務になった瞬間から嫌いになってしまいます。
実際に今回がそうでした。
noteを続ける楽しさも、have toになった瞬間から、おそらく苦行になるでしょう。みなさんは味わった経験ありますでしょうか。
そんな時の解決方法。
距離を置いて、have to(しなければならない) がwant to(したい)に変わるまで待つ。一旦休めばいいのです。
好きなものは、好きなままで、いたいから。
これは遠回りでも、ずっと好きでいられる方法ですよ。
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