あそび場からあそび場へ。想いを繋ぐあそびのリレー【移動式あそび場レポ】
緑・黄色・オレンジ・ブルー、そしてピンク。側面にはよく「これ怪獣?」と間違われがちな、あそび場の“妖精”イバラキくんが描かれたクルマ。それが私たちまちのこ団のプレイバス。
プレイバスの中にたくさんのあそび道具を詰め込んで、商店街やセミナー会場などまち中どこでも即席のあそび場をつくり、あそびを届ける「移動式あそび場」づくりは、「移動式あそび場全国ネットワーク」という団体を中心に、想いを持った仲間たちが全国各地で活動しています。
そんな全国各地の「移動式あそび場」を繋ごうと、「日本縦断!移動式あそび場リレー2022-23」という企画が始まりました。2022年10月に北海道を出発したリレーは、1月15日に茨城県に到着。今回はその様子をお届けします。
日本縦断!移動式あそび場リレー2022-23
北海道から沖縄まで全国各地の移動式あそび場をリレーで繋ぐ「日本縦断!第一回移動式あそび場リレー2022−23」。
「移動式あそび場全国ネットワーク」主催の本企画は、2022年10月22日に北海道を出発し、東北→関東→東海→関西→九州と南下し、2023年4月に沖縄を繋ぎ、東京での合同サミット開催でのゴールというスケジュール。
合同サミットには、各地の移動式あそび場が10台程度集結する予定だそうです。カラフルなプレイバスが勢ぞろいする光景…想像するだけでワクワクします。
「移動式あそび場全国ネットワーク」ホームページでは、リレーのレポートを随時アップしています。ぜひご覧ください。https://mpn-japan.com/info/
移動式あそび場リレー@茨城
お隣千葉県の柏市からバトンを受け取り、2023年1月15日(日)あそび場リレー@茨城の開催となりました。
会場は、茨城県高萩市にあるAEON高萩店。ピザキッチンカーのオーナーであるピアッタフォルマさん主催の「ピアッタフォルマルシェ」というイベント会場であそび場を届けてきました。
イベントには、茨城県内を中心に人気のキッチンカーやお店などが大集合。出店者など詳しくはぜひ「ピアッタフォルマルシェ」公式Instagramをご覧ください。https://www.instagram.com/piattaformarche/
お天気は雨が降りそうな予報で曇り空。肌寒くもありましたが、10時開始とともに少しずつ子どもたちが集まってきました。
あそび場リレーのタスキ「あそぼっくす」
移動式あそび場リレーでは、「あそぼっくす」というBOXがタスキの代わりとなっています。「あそぼっくす」があればどこでもすぐに即席のあそび場ができるというもので、中にはたくさんのあそび道具がぎゅぎゅっと詰まっています。
「あそぼっくす」の中に入っているのはおもちゃではなく、ハンガーやブックエンド、マグネットや四角いケース、ラップの芯、クリップなど日常使いするようなものたち。あそび方も決まったものは特になく、子どもたちの自由な発想で好きなようにあそべるようになっています。
「あそぼっくす」自体もあそび道具に大変身。「あそぼっくす」で会場ぐるぐるツアーが大人気でした。
「あそぼっくす」の中には、各あそび場の想いを繋いだ絵巻も入っています。想いがぎゅぎゅぎゅっと詰まっていて、同じ思いを持った人たちが全国各地にいるんだということが実感できるような、心がじんわりするような、改めて頑張ろうと思えるような、素敵な絵巻でした。
次は茨城→東京・墨田区へ
「日本縦断!移動式あそび場リレー2022-23」茨城の次は東京都墨田区へ。1月22日に、一般社団法人SSKさん(https://ssk.tokyo/)のあそび大学へ「あそぼっくす」を無事届けてきました。
まちのこ団のプレイバスは3歳になりました
今回のリレー企画主催の「移動式あそび場全国ネットワーク」代表・星野さんは日本での移動式あそび場づくりの先駆者であり、まちのこ団・団長こと増田が星野さんと出会ったところから現在のまちのこ団の歴史は始まったのですが、そのお話はまたどこかでするとして。
3年前の2020年1月24日、クラウドファンディングでのご支援をいただいてまちのこ団のプレイバスは誕生しました。
「団長~今年もよろしく!あそびに来たよ~」
「いつもありがとうございます」
「片付けやったらまたクルマの上乗ってもいいよね~?!」
3年間の活動を通して、あそび場を楽しみに来てくれる子どもたちや繋がりが少しずつ増えていきました。今回もよくあそび場に来てくれる子どもたちや親御さんが何組もあそびに来てくれて、心温まるひとときでした。
今年も茨城県内を中心に、各地にあそび場を届けます!ぜひあそびにきてください。そしてぜひ、一緒にあそびの輪を広げていきましょう。
(写真=まちのこ団/文=サトウミキ)