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埃
おはようございます。
今日は雪景色から一日が始まりました。
寒いですねー。
ここ数日本当に寒いです。
寒すぎて何もやる気が起こりません。
こういうやる気が出ない時には「昔の哲学者の言葉に耳を傾けるのが一番だ」と僕は思っています。(やる気がある元気な時には、哲学者の言葉に耳を傾けるべきではありません。面倒くさくてすっかりテンション下がってしまいます)
その前に大体、哲学って何なのでしょう。
哲学って結局は「嫌われ者の小難しいおじさん(もしくはおじいさん)がぶつぶつと小難しい説教をしたり、それを普通の人たちが『そうそう。わかるわかる』って無理やり納得してあげるもの」だと思っています。(不思議と哲学者は圧倒的に「男」が多いですね。これが「男と女の性質」を見事に表しているような気がします)
でも、というかだからこそ、僕はそんな哲学(そして哲学者たち)が大好きなのです。
今朝も哲学書(哲学書と言ってもめちゃ軽いタイプのものです)をパラパラめくっていると、早速今の僕を「キュン」とさせてしまうような言葉を見つけました。
「小心は人を不決断にし、その結果、行為の機会と最大の好機を失わせる」
トマス・ホッブズ
トマス・ホッブズはイングランドの哲学者であり、近代政治思想の基礎を築いた思想家です。
ホッブズの紹介は長くなるのでやめておきます。興味のある方は調べてみて下さい。(誰が興味あんねん)
ひとつだけ言うと昨日のnoteの最後に触れた「(社会契約説等で知られる)ジョン・ロック」にも影響を与えた人物です。
いやー。この言葉はいいですねー。
「世の中で一番いらないものは何ですか?」と問われると僕は、ちょっとカッコをつけて「小さなプライドだ」と答えます。
僕はこの1年間全く仕事もせずに、休職していました。
その間「何をしていたのか?」と問われると、これと言って何もしていません。(メダカや猫たちと遊び、キャーキャー言いながら後輩たちの応援をし、ただただ毎日歩いたり走ったりしていたくらいです。でもそれがホント楽しかったです)
とにかくのんびりと過ごしました。
たくさんいろんなことを考えました。
考えすぎました。
結果、この休職期間中に分かったことの一つが、先ほど述べた「世の中で一番いらないものは小さなプライドだ」というです。
ただし、勘違いしたらダメなのは「大きなプライドは必要だ」ということです。
例えば僕の場合「スイミーの目になりたい。たとえ僕自身は小さな存在であっても、世の中が少しでも良くなるために、スイミーの目であり続けたい」という大きなプライドというか、人生の目標があります。
反対に僕にとって「小さなプライド」とは何かというと「あの人とはもう二度と仕事をしたくない!」とか「なんであんなに頑張ってきたのに、こんな結果(双極性障害の再発により長期休職。結果管理職から一般職に降格。転勤…)になってしまったんや!」「俺はこんなことになったのに何でアイツの方が評価されてるねん!」などという「自分自身の個人的なこと」です。
こういうプライドはいりません。
こんなちっぽけなことは「プライド」なんかではなくて、ただの「ちょっとしたこだわり」なのです。
こんな「ちょっとしたこだわり、ちっぽけなこだわり」はいらないということが、ようやく僕も分かりました。(遅いねん。遅すぎるねん)
ちっぽけなプライドなんて、何の役にも立たない。むしろ生きていく上では邪魔だと思います。
トマス・ホッブスのこの言葉が、そういう気持ちにさせてくれました。
いかがでしょうか。
哲学。
めんどくさいですよね。
嫌いです。笑(どないやねん)
最後にひとつだけ。
「世の中で一番いらないものは『お前だ!』と言われないように、これからも精進したいと思います」
それではまた明日。。。
失礼します。。。