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2024/08/21日記_台湾ドラマでロスを初体験
台湾の2019年のドラマ『時をかける愛』をイッキ観した。観終えてみてこれはドラマの内容についても書き留めておきたいのだけど、まずはこのロスみたいな状況に初めて陥ったことを書き留めておきたい。台湾ドラマなのと主演の2人が好きなのとお客さんに薦められたので、いつか観ようと思っていたついに観たのだった。全26話で始めこそ少しづつ観たものの、妻が帰省するため独りの時間ができたことで一気みモードに入った。さらに妻が帰ってくるのでその前に観終えようという再生スピードを上げつつ、冗長なシーンはスキップした。
タイムトラベルもので入り組んでいる作品だったけど、ストーリードリブンで早送りでも内容を取りこぼした感じはしなかった。今回はじめて倍速視聴する人たちの気持ちがわかった気がした。そしてなぜこんなにストーリードリブンの作品がもてはやされるかということわかった。ストーリードリブンだと細かなところが気にならないし考えることがないから倍速にしてもあまり損した気分にならない。
もうひとつ、イッキ観してしまうと中毒性が高まり観終えた後にロスになるのがわかった気がした。タイムトラベルものは苦手だけど、主演の2人が好きだから作品としては好きだった。ストーリードリブンだと自分の感性を働かせる必要もないから、だけど好きな要素があるものなので観ていくと、沼にハマっていくようだった。消費している状態を意識もしているからそこから抜け出したいのもあって、スピードを上げて観続けた。シリーズを観終わると、空っぽというか脱力感というか、ストレスから抜け出た後のような落ち着かない気分になっていた。ドラマのロスってこういうことなのだろうか。だとしたらドラマはリアルタイムで週に一度楽しみにしながら観た方が良い、当たり前なのかもしれないけどそう思った。
ドラマ自体の感想としては、配信されている最近の台湾の作品はクオリティが高いので、2019年の作品なのでアラを探すといろいろある。社会的な常識も5年も違うとツッコミどころもある。主演の2人のコメディっぽいやり取りがあっていい。過去に目を向けること、台南と台北を行き来しながら地方に目を向けるは台湾のドラマや映画の特徴だと思う。
ゲイであったり暗い印象の子の存在に触れてはいるものの、結局ジェンダーマジョリティであったり、明るい人たちを中心にしてしまっていて、残された人たちはどうなったのだろう。実はこの後映画版も観て、そのあたりはあまり回収されていなかった。エンタメ作品だから仕方ないのかな。