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姉に奄美に拉致られる。

みなさんこんばんわ。相馬といいます。
先月から書き始めてみました。

21年にわたって勤めた会社を退職して一ヶ月。プラプラしてます。

ある土曜日の朝、二日酔いのけだるさに包まれながらトイレに行き、用を足しながらインスタグラムをめくっていると、大好きなあの女性アーティスト(※)が「生まれ島で明日ライブをします!」というポスト。

※あるときお話しする機会があり、あまりに素敵な方だったので話した後「君がいなかったら、この人と結婚したかった」と奥さんに連絡したくらい素敵な方です。(「君じゃなくて、この人と結婚したかった」とは言わない)

「あ、久しぶりにライブで聞きたいな。」とも思ったのですが、東京からその島に「明日」行くのは結構難儀ですし、そもそも「島民限定ライブ」と書いてあり「あ、ないわ」と思いながら、そもそもとても気持ち悪かったので、2度寝します。

2時間後くらいにFacebookメッセンジャーに起こされると、それは姉(生まれてこの方あまり仲良くはない)からのメッセージで「○○島(大好きなあの女性歌手の生まれ島)にいるのだが、ここはすごいから今すぐ来い」という意味不明なメッセージ。「(あまり仲良くない姉が)そういうってことは余程すごいのか?行った方がいいのか?」とは思ったものの、前日にとると飛行機はめっちゃ高いし、今年、マイル修行(※)している青い飛行機も飛んでないし「あ、ないわ」とは思ったものの、むげにするとまた(あまり仲良くない)姉に怒られそうなので「さすがに明日はいけないわー。火曜(3日後)には沖縄出張だし。でも、○○島ってあのアーティストの島だよね。あの人、好きなんだよねー。明日、ライブもあるみたいだねー。」と、○○島についてさっき知ったばかりのとっておきの情報を盛り込んで、ゆるやかにお断りにかかります。

マイル修行とは

しかし、そのあと姉から信じられない返事が来ました。

「他にも来てもらいたい理由はあるんだけど、あたしそのライブの関係者だからあんたも来たら聞けるよ。

「は?関係者?」「聞ける?」

かくしてその島に行くことを決意し、30秒後にはメルカリで赤の株主優待券を入手し、飛行機も予約します。あと、急遽、検査にもいき陰性であることも確認。

(出発直前に飛行機に乗るはめになったとき、メルカリ他で株主優待券を入手するのはすごくおすすめです。大体1000円から1500円くらいで、割引は15,000円とか。その割引決済に必要なコードはメールとかで送ってもらえればいいので、買ってから早い人なら10分くらいで送ってもらえます。)

なんだかんだと気温は一桁台の東京から飛び立ち、島に降りれば長袖のシャツ1枚でも汗ばむような南の島。すでに1時間とないライブの開始時間に向け「○○にむかって」と、タクシーの運ちゃんに告げます。1260円の運賃を1200円にしてくれたのも感じが良い。

到着してほどなく突然呼び出した姉が出てきて、そして姉の友人のお姉さまからは「ほんとにきたの?!姉も姉だけど弟も弟ね!」といじられます。

続いて、そのライブを主催する姉の知り合いの方々にもご挨拶し、皆様に「本当、弟さんもおかしい人ですね」などと言われているうちにライブが始まります。

最初の唄者は、地元のベテランの女性の方。それなりのお年とお見かけしますが、歌声は澄んでのびやかで、もうそれだけで来て良かったと思います。続いてくるのは完全に地元(会場まで実家から歩いて来れるらしい)のシンガーで、ヒューマンビートボックスでゲストを掴みつつ、情緒的な自らの曲で盛り上げていきます。地元っぽい客席いじりもまた一興。

演目の間ごとに換気タイムもありつつ、あの女性アーティスト。

何曲目だったでしょうか、中島みゆきの「時代」を歌います。その時期にこの唄、この歌詞を聞けば涙を堪えるのもむずかしい

そこから明るい唄、地元の唄も交えつつ、彼女の最大のヒット曲をはさみ、最後は地元の締めの唄。

なかなか自由の聞かない日々の中で、そこに風穴をあけるような2時間。

(あまり仲良くない)姉に感謝しがら、ライブをあけて。。。

続く。


さて、生きていけるのか私。













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