【考えてみた】心がラクになる思考法
noteでの投稿を続けていて新たに知ったことは、
「うつ病」「パニック障害」
など精神系の疾患を罹患されているnoterの方々が多いということ。
そのような疾患を持っている方と文章メディアの親和性が高いのが、多く見える理由かもしれません。
他にも、これはXに多いのですが、
「政治的な発言」
を頻繁に繰り返されている方々を目にします。
使命感のもとでやっている方もいるでしょうから一概に決めつけてはいけないし、上から目線に聞こえてしまうかもしれませんが、そのような方々の言動を見て、僕は、
「心に余裕がないのかな」
と思うことがあります。
僕自身、生きづらさとまではいかなくても、精神的なゆとりを持てずにいた時期はありました。
今でも、仕事が立て込んだときは、よく気分が荒れます。
ただ、そんなときは必ず、こう思うようにしています。
どんな風に思うかというとそれは……
「なるようにしかならない」
格好良く言うと、
「諸行無常」
この考え方、我々日本人には凄く合っていると思うんです。
「自分を変えたい」とか「日本を変えたい」、
「もっと暮らしやすい国になってほしい」
と思うのはとても大事なことだと思うし、僕もそう思うことはあります(正確にはありま“した”)。
ただ、その一方で、個人の人生も、日本を含めた世界も、大きな流れというか、うねりの中にある。
1人の力だけでは、日本国内のみで見ても1億2000万の力にとても太刀打ちできないし、そこに世界の状況や科学技術の進歩も加わってくれば、正直、どうすることもできなかったりする。
僕はお医者さんではないので勝手な憶測を述べるのは烏滸がましくもありますが、
精神疾患を抱える方や政治思想が強い方って、
「自分の力で“他者が介在する物事”を変えられると考えている割合が他人の”それ”より強い」
ような気がするんですよね。
僕は、自分のことをリアリスティックにものを考える人間だと分析しているので、物事を俯瞰的に捉えすぎなのかもしれませんが、人間関係って、もちろん円滑にする配慮をした上でにはなりますが、それでも上手くいかないときは上手くいかないし、上手くいくときは上手くいく。
また、仕事の忙しさも、それがずっと続くわけではない。
人生も、世界の変化も波のようなもの。
僕たち個人や国家はその中を漂う泡でしかない。
「完全に流されるままになればいい」
のかというと、それは違くて、泡だとしても岩にぶつかったり途中で消えないように、個人として、他人を変に期待せず、自分のできる範囲で波に上手く乗っていくことに神経を集中させるといいのかもしれない、と思います。
僕はこの思考法を身につけてから、政治とか、他者の状況とかがあまり気にならなくなりました。
人生に最も必要な力は「努力できる力」ではなく「調整できる力」かもしれない、と最近は思います。
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