ゴースト&レディ(真瀬×泰潤ペア)観劇レポ
Bonjour!
社会人になって初投稿。
社会人になって思うのは、学生時代、バイト代でやりくりしてた自分相当キツかったな、ということ笑。
今と使うお金が変わらない、むしろ社会人なってからの方がお金を使ってない気がするのに、数万のバイト代から捻出してた自分よくやってたな、、。
あとは、圧倒的にパソコンを見る時間が長く、目の疲労がやばいです泣。。
まあ、社会人感想は今日はここまでにして、議題へ行きたいと思います!
行ってきました劇団四季の「ゴースト&レディ」!!!!
はぁ、、もう上記の写真だけで作品を思い出してため息がでてしまいますね(*´Д`)
劇団四季の最新オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』。
去年出演候補キャストが発表され、同じ趣味の親友からこの作品の話を聞いたときは「へぇーそうなんだ」くらいの認識でした。当時私は四季を積極的に見ていたわけではなく、お恥ずかしながら俳優さんはノートルダムの鐘でトリコになった岡村美南さん、宝塚出身の真瀬はるかさんくらいしか知らなかったんです💦
親友はクレイジーフォー・ユーを観て、今回グレイ役の萩原隆匡さんのファンになっていたので、萩原さんがすごい方だとは教えてもらっていました。
とりあえず見てはみたいかも、ぐらいのテンション感でした。
しかし、今年1月にゴーストのワークショップ映像が上がったとき↓
!!!!!!!!!
「ナニコレ!?!!!?・・・・めっちゃ好きなんだけどー!!!!!!」
となったのです!笑。
萩原さんも下の動画で本作の楽曲が「僕の感性に触れる音楽」と仰っていましたが、moi aussiすぎて!!(余談ですが、この動画が公開された時点での皆様の熱量がすごいのと、皆さまの語る言葉が好きすぎてほぼ毎日BGMとして1回は流してます。もはやそれぞれの方が何を喋っているか台詞のように覚えてるレベル。胸の前で手組んでる志音さんキュートすぎですね。)
1つ目のワークショップ映像は一幕ラストに歌われる「♪不思議な絆」のまさにラストの部分ですが、メロディが美しすぎませんか????
主役2人がデュエットとして壮大に歌い上げ、幕間に入る直前に観客の心を鷲掴みにするのにぴったりな曲だと思いました。何より伴奏のピアノの旋律が非常に美しいですよね。ここにどんな演出がつくのだろう、どんな衣装で、、とか色々考えていました。
そして、もう真瀬さんの歌声が綺麗すぎて、、お芝居の風景も一緒に見ることができ、はきはきとした真瀬さんのお稽古姿にくぎ付けになり、絶対真瀬さんのフロー見たい!と思わせてくれた動画でした。
そしてこの動画ですよね。
私これ何百回見たら気が済むんだろう笑。
谷原さんと萩原さんの演じてる姿をこの動画で初めて拝見したのですが、もうなんでしょうこのプロ感。
特に萩原さんの階段の降り方が、哀愁が漂っていて素敵すぎて!!!(先日萩原グレイも観劇しましたが、やはり同じタイミングで階段降りてきて一人大感動。)
階段を降りるという動作だけで、こんなにも引き込まれることがあるのかと。
もちろん、谷原さんの美声も相まり、「ふしぎな~、きず~な~~~ジャーン!」で昇天しましたもん。
ここまでの動画とお稽古写真で狂わされてしまい(岡村美南デオン様の「あの」写真も込み)、早く観に行きたい!!!と、親友が取ってくれたチケットより前にフライングして観に行きました!
(こうして執筆している現在もまだ何回も見たくて、病気のようにチケパトをしています、、)
前置きが長くなりましたが、感想に移りたいと思います。
まず、緞帳からとても重厚感があります。私この劇場は昨年のウィキッド以来2回目なのでホントに新参者なのですが、A2席2階5列目でもこんなに舞台と近いのですね!驚きと嬉しさでワクワクでした。
グレイの足音と、照明が一気に消える(又は点く?)ような大きな音の直後に開幕。
観劇時点では原作未読で(観劇後良すぎて原作をピッコマでオンライン購入。)、正確にどんなお話なのかは知らなかったのですが、スコットさんの演出だからなのか、グレイが最初ストーリーテラーとして解説してくれていたので初見でもわかりやすかったです。詳しく覚えていませんが、この物語の伏線となるようなことを言っています。
なんか自分がこれほど待ちわびていたゴーストアンドレディの世界に居られることが幸せすぎて、それを噛み締めてたら真瀬さんがいつの間にか登場してた💦!!初真瀬さんのお姿!!!!眩しかった!!!
昨年ウィキッドのグリンダ役を拝見することは叶わなかったので、生の真瀬さんに会えて嬉しかったです泣。動画を見ていた限り、真瀬さんは「推進力がある、溌剌としたフロー」という予想をしていたのですが、それだけではなかった!
もちろん上述の要素も感じられたのですが、その分フローが孤独になっていく、目の光が消えていく表現が秀逸でした。
真瀬さんのフローは「純心」という言葉が似合うと思います。
エイミーを優しく励ます姿。なんでもできる人に「一緒に頑張ろう」とまぶしい笑顔で優しく励まされると、実力が伴わないこちらは余計辛くなっちゃうんだよな、と私はエイミーを見てて自分のことのように思いました。でも真瀬フローにとってはそれがエイミーのためだと信じている。フローを皮肉りたいわけではなく、真っすぐな想いを持つ真瀬フローにとってはそれが当たり前の行動なのだと思いました。
エイミーやアレックスが自分の元を去るとき、真瀬フローは痛々しいほど力が入らなくなっていましたが、「でもエイミーからしたらそうなっちゃうよね、、」とあまりの純心さが招いた結果に辛くなりました。
そして、「グレイとの愛」にも純心さに溢れていました。
二幕で危篤状態からグレイによる霊気で救われたシーン。「行かないで」とグレイに言う姿にに、「あ、真瀬フローにとってはグレイと構築されつつある関係が彼女にとって"初めて"の愛なんだなぁ。」と。
真瀬×泰潤のグレフロの愛については後述します!
そうそう!1幕で好きだった曲が幾つかあります!
クリミアへ行こうの歌(♪走る雲を追いかけて)と♪不思議な絆も、生で聴いてもちろん大好きになったのですが、
ボブが危篤状態から息を吹き返す場面の歌、「♪あなただけの物語」と、病院のクリスマスの場面で歌われる「♪世界一効く薬は」がとても良かったです。
♪あなただけの物語は、また萩原さんのお言葉をお借りして申し訳ないのですが、私の感性に触れてきました。言葉で説明するのが難しいけど、フローは患者さんと向き合う中で、看護をするのは「あなただけの物語を生きてほしい」という想いが根底にあったからなのかな、などと考えました。
♪世界一効く薬は、はもう大号泣。「生きる希望が、生きたいという意思が苦しみに一番効く薬だ」というような歌詞だったのですが、真瀬さんの舞台姿を見ながら、「私にとってはこのような舞台を観ることこそ、そして舞台上で歌い踊り演じる真瀬さんに出会えることこそ、何かと困難が多い人生を生きるための薬だよ~泣」と、考えてしまったのです。
そんなこんなであっという間の一幕。デオンは一幕で声のみの出演で、不思議な絆歌唱後に一瞬登場するという衝撃演出に魂持ってかれて終了でした笑。
次に二幕。二幕はストーリーの方向性的にも、キャラクターをくっきりと描く場面が多く、非常に見ごたえがありました。
やっとデオン・ド・ボーモン登場!こちらも初めましての宮田愛さん!
華奢なお身体なのに圧倒的な存在感!
デオンという役、かっこよすぎですよね。
私が尊敬する演出家、上田久美子先生のお言葉に「強くて厳しいものは美しい」という言葉があるのですが、まさにデオンだなと。
簡単に美しいと言えるほど、演劇のキャラクターは単純なものではないことは承知ですが、
デオンには「男性として、更には決闘代理人として生きることの強さ・厳しさ」があり、その生き様からの「美しさ」が滲み出ているように思いました。宮田さんのソロダンスにも素敵でした。
クライマックスの雪山のシーン。
情報量がすごすぎて脳内処理するのが大変でした(^^;)
4人とも一気に歌っているんですもん!しかもお二方はフライングしていらっしゃるし笑。体力限界状態(特にグレイ)でのフライングでの決闘。大変すぎますよね。。
そしてやはり、真瀬さんの歌唱。
こんなクライマックスにどこからそのエネルギーが沸くの!?と思わせる、絶唱。ただでさえ高音の歌が多いフローなので、ここまでで調整していらっしゃるのでしょう。さすがです。
「心の羅針盤に従い行動する。私がここで死んでも、必ず意思を継ぐ者が現れる。」という内容の歌詞を歌う真瀬さんの覚悟の歌唱に、涙が止まりませんでした。
内容的に、1789やレミゼラブル、宝塚の舞音(2015年月組)を思い出しました。
そしてグレイとデオンが去ってしまった後の
「グレイどこなの、(絶望は)今なのよ!!!!!」
と泣き叫ぶフロー。
一番そばにいてほし時にグレイがいないなんて、辛くて私の心も限界だよ。
ラスト、天寿を全うしたフローと、決闘にてデオンの剣が運よく外れゴーストとして存在できていたグレイが対面する場面。
グレイからのサムシングフォーも感動しましたが、特筆すべきはやはり
『ゴースト&レディ』がグレイの作ったフローの物語だった
ということでしょう。過去に芝居に救われ、「絶対に裏切らない」フローと出会い、彼女を愛する、すなわち初めて人を信じることができたグレイが「彼女」の芝居を書いた。最後にスッと心が浄化されていく感覚を味わいました。
最後の最後に泰潤さんのアカペラから「不思議な絆リプライズ」があったのも、もういつまで泣かせるの、という具合でしたよ。。
カーテンコールで無事に真瀬×泰潤バッグハグも見ることができ、文字通り感無量、放心状態で終幕しました。
歌、芝居ストーリー、演出、どこをとっても満足感があり、儚くも非常に美しい物語で、まさに「心のランプに火が灯る」ような、「これが観たかった!」と思わせる素晴らしいミュージカルでした。
さて、私が書きたかった真瀬さんフロー×泰潤さんグレイの愛について。
どなたかが仰っていたように、お二人のグレフロは「teenager」の愛のイメージ。
泰潤さんグレイはどちらかと言うとやんちゃ少年で、いい意味で凸凹がはっきりしてるタイプ。
そして真瀬さんフローも感情表現が豊かで若々しい印象。
「若さ」のエネルギーを感じる2人の掛け合いは、初めて大切な人への愛を知っていくようなみずみずしさを感じました。フローもグレイも以前に大切な人がいましたが、心から「惹かれていく」という体験をしたのはお互いが初めてだったんじゃないかなと思うほど。それに加えて、恥ずかしそうにしているんですよね。特に泰潤さんグレイ!!そこがなんだか可愛らしかったです。
はい、甘い夢に浸っておりました笑。
長くなったので、こちらで6/11観劇分の感想は締めたいと思います!
そして先日、谷原さん✕萩原さん✕岡村さんで観劇したので、またレポをしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!!!