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ちょっと話していいですか?エピソード1

いつも笑顔で楽しく!
きーまーです。

今の自分の基礎になった、営業時代。
マインドや目標、ビジネスの基礎となる部分を教えてもらった。

その時のこと「ちょっと話していいですか?」


営業会社に転職した初日。
前職は、大手チェーン店で 店長をしていたこともあり それなりに社会経験もあった。

初めての営業。
その言葉で会社につくまで、緊張していた。
午前中は会社の説明、午後から先輩と同行。

同行から戻り、しばらくすると全員がそろう。
すると、何か話が始まる。

初日ということもあり、話の内容は覚えていない。
ただ、話し合いが熱すぎた。

営業部長が泣きながら叫んでいる。
「そんな気持ちで勝てるのか」と。

当時の自分では、理解できない瞬間だった。

(会社で泣きながら語るって…まじか。)

2日目

昨日のこともあり、少し戸惑いながらも出勤。
しばらくすると、私服のおばさんが来た。

(誰だこの人…)

そう思った矢先、営業部長から呼び出される。
そして、その私服のおばさんが話す。

「こんな格好してるけど社長です」と。

これにはびっくりした。

以前の職場では、社長は遠い存在。
8年働いて会えたのは1回のみ。
社長はそれほど遠い存在だった。
しかも、私服。

昨日の泣いて熱く語る事も、私服の社長と事も。
自分の中の常識が、覆される瞬間だった。

後に、この社長が すごい人 だと知ることになる。

1週間後

1人で営業に出れるようになった。

当時は紙の求人誌が主流で、1ヶ月で 10件の契約が目標。
その目標を達成すれば、エリアの営業を任される。

まずはアポイントの電話。
アポイントは1日5件が、絶対に必要だった。
この時は、目標の大切さも知らないまま、ただ言われたとおりに頑張っていた。

アポイントの間は、飛び込みで 簡単な自己紹介を配る。
何回も同じところに訪問する。
それを繰り返す。

そして、10日ほど過ぎた頃に 初めての契約をもらった。
めちゃくちゃ嬉しかった。

結果は1ヶ月目でクリア。
全員で喜んでくれた。
この時には、初めに感じていた 熱さ に慣れていた。

この1ヶ月の間で、何回も熱い話し合いはあったから。

この時は、まだ慣れただけだった。

エリアを担当して1ヶ月ほどたった頃、初めての試練が訪れる。

「担当変えてくれる?」と前任の先輩に連絡が入る。
続けて2、3件かな。
原因は、コミュニケーション不足による信頼のなさ。

顧客の事を考えず、ただ案内するだけの営業だった。
ここから、先輩や営業部長からの熱い指導が入る。

顧客の事を考えて、提案しているか。
ここを何度も教えられた。

少しずつ成果も見えてきた頃、営業から帰ってきたら 社長から声をかけられた。

「今日はどうだった」

「契約とれませんでした」

「誰もそんなの聞いてない!」

「えっ…」

「朝に約束した事は、達成できたのかを聞いている」

社長は契約じゃなく、行動ができたのかを聞いていた。

契約を取らないと!というだけになっている 自分に気づいて。

それから、何度かこれを聞かれる場面があった。

契約を取らないと!というになっている時に。


今日はここで終わり。


◆Information◆


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たくさんの方と学びたいので、ぜひ参加してほしいな。


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