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双極性障害と付き合っていくための自己観察

こんにちは。双極性障害歴4年くらいの会社員です。

夏から秋の季節の変わり目が苦手です。去年と一昨年は体調を崩し、特に一昨年はそこから長い鬱が始まったので、毎年警戒しています。今年は色々と対策をしているためか、なんとか乗り切っています。

私は生き物の行動観察がわりと好きで、双極性障害の診断がおりたときに「自分のことを観察して不調のパターンが分かればどうにかなるんじゃないか」と思って、色々と記録をしました。noteにもたぶん書きました。主治医に「あなたはそういうの得意そう」と言われたこともあります。

「鬱だから(躁だから)仕方がない」とただ思うだけなのが悔しくて、「なぜ鬱に(あるいは躁に)なったのか」「どう対策したら良いのか」を数年考えてきました。自分の行動観察をして、だんだん対処できるようになった気がしてきたので少し書きたいと思います。

過ごし方の大前提

まず、絶対に主治医の許可なく薬を減らしたりやめたりしないことです。もし薬による不調が疑われる場合は病院に電話してと言われており、実際に一度電話して主治医に確認を取ってから減らしたことがあります。それ以外で、自己判断で減らしたりやめたりしない。双極性障害の治療はベースが服薬でプラスが行動だと思っていて、ベースを固めないとどんなに行動を良くしても意味が薄いなと感じています。私に合う薬は私でしか分からないので、ネットの情報を鵜呑みにせず、疑問は主治医に聞いて、ベースを固めます。

次に、不調や違和感を隠さず主治医に報告することです。一度ベースの服薬を固めたら良いのではなく、症状によって足したり引いたりあるので、必ず相談します。これは別に平気だろうと判断するのは私ではなく主治医です。いらなかったらカルテに書かないだけです。せっかく通院してるんだから、気になることをとりあえず全部報告します。報告することがなければ、それは調子の良い証拠です。

原因と対策を考える

鬱にも躁にも必ず引き金があると思っています。また、引き金のないゆるやかな気分変動があるとも思っています。毎日の小さな変化に怯えるのではなく、生活に支障が出るような大きな変動をなるべく避けられるように、私のパターンを観察しました。

【鬱の原因】
躁の反動
自律神経の乱れ(気候の変化など)
心理的な負荷(トラウマやストレスなど)

【躁の原因】
活動のしすぎ(予定の入れすぎ、歩きすぎなど)
脳に刺激を与えすぎ(仕事、ライブ、人混みなど)
自律神経の乱れ(急な気温上昇など)

【鬱の予兆】
昼間も眠い
食欲がない
なんとなく体や気分が重い

【躁の予兆】
予定外の買い物をする
夜中に目が覚める
動きたくなる
ほんの少しの夜ふかし(いつもより1時間くらい)
やりたいことがポンポン思い浮かぶ

【鬱の対策】
早寝や二度寝、昼寝をする
自律神経を乱さないようにする(以下、詳しい対策)
胃腸に負荷のかかる食事をしない
しっかり湯船に浸かる
体を冷やさない
気温の変化を大きくしないように空調を調整する

【躁の対策】
早寝や二度寝、昼寝をする
家で大人しくする

私の場合、鬱でも躁でも「とにかく寝る」のが良いことが分かりました。一人暮らしなので誰にも邪魔されることなく、好きな時間に布団に入れます。一人暮らしで良かったなと思うところです。

自己対策がダメなら病院へ

予兆を感じとって対策をしても鬱になったり躁になったりするときは、おそらく薬が合っていないか足りていません。主治医に相談して薬の調整をしてもらいます。

私は「薬を減らしたい」という希望はなく、それは都合の良い幻想にすぎないと思っているので、私に合う薬とその量があるなら、指示通りそれを飲みます。もちろん少ないほうが楽ですが、私に合う薬と量は私の体でしか分からないものなので、それが分かっただけでもかなり良い経過です。薬が増えていったときは不安になりましたが、今の薬の組み合わせと量で体調がかなり安定したので、拒まないで良かったなと思います。信頼できる主治医の指示には従うのが吉です。信頼できないなら転院しましょう。私は診断をもらう前に主治医を2回変えています。

役に立つか分かりませんが、休職と復職の経緯からフォローしてくださった方がいたので書いてみました。今後も診察記録を毎月まとめる予定です。体調が良いときは淡々と日々が進みます。中身が薄い月は調子良いんだな〜と思ってください。

それでは、気候が不安定な時期なのでみなさまどうぞご自愛ください。

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