「エモい」を多用する全くエモくない皆様へ
こんばんは。
しばらく更新しなかったのはオンライン授業と就活と妖怪のせいってことにしとく。
さて、超喧嘩売ってる題名ですが、本当にエモい皆様大丈夫でしょうか。
そろそろ関暁夫も異議唱え出すと思う。
「エモい」って何ですか?
まあ多分、感情が動かされるみたいな、感傷的とか哀愁漂う感じなんだろうけど。
「この音楽がエモい」とか「この場所がエモい」とか、まあ言いたいことはわかる。
でも、「エモい」って一言で片付けてしまう現代の若者って相当危ないと思う。
だって「この音楽がエモい」って「エモい」だけで片付けられるなら全然「エモくない」じゃん?
「この曲は失恋したときの辛い自分にこの歌詞が、メロディが寄り添ってくれたから、人間として成長できたし、昔を思い出してちょっと寂しい気持ちにもなる」
くらいの意味合いを含んでるはずでしょ?
この4行を「エモい」で片付ける人間になってしまったら薄っぺらい人間になってしまう。
「エモい」って形容詞で、「楽しい」とか「嬉しい」、「悲しい」とか「イライラする」も形容詞。
この個々に厳格に定義された喜怒哀楽の形容詞たち、その他の感情を形容する言葉たちが複雑に絡まりあった感情を「エモい」という便利な形容詞で片付けてしまって良いわけないじゃんね。
そもそも映画とか歌詞とかの感動するような、胸にグッとくるような表現で「エモい」なんて使われたの見たことないし。
「エモい」感情は「エモい」じゃ表現できるわけが無いのだ。
それでもみんな「エモい」という。
「エモい」って最近の言葉だけど、「エモい」が流行る前あなたはその感情をどう表現していたか思い出せる?
デジタル化で覚えていた漢字が書けなくなっていたように、
「エモい」という時代の流れに、あなたの繊細な感情も流されていないですか?
何がエモいのか説明できますか?
あなたの「エモい」は「エモい」の1種類しかないんですか?
本当に「エモ」くなりたいのならば、「エモい」という言葉を忘れることから始めましょう。
そうは言ってもふと「エモい」という言葉は出てしまう自戒の意味も込めて雑記を残しておく。
そしてこれを前提に音楽の「エモい」にフォーカスして次の記事を書きます。
おわり