【映画感想】 『太陽が知っている』 La piscine (1969) - オタク歓喜のご褒美映画
アラン・ドロンとモーリス・ロネのタッグで有名な『太陽がいっぱい』の人気にあやかって無理矢理つけたであろう邦題だが、原題の意味はただの "プール" 。ジャック・ドレー監督。
プール付きの貸し別荘(正確には友人の家)でぐうたらする夏!!
ロミー・シュナイダーの艶肌!!!
最高すぎる!!!!
本作は1969年製作となっているが、2015年に本作をもとにしたリメイク映画『胸騒ぎのシチリア』が公開されている。『君の名前で僕を呼んで』で有名なルカ・グァダニーノ監督によるもの。『太陽が知っている』のリメイクと知らずにシチリアのほうを先に観たので、あまりにも似通ったストーリー展開に当惑したがそういうことだったらしい。
結局既視感だったのか。
プール、プール、プール………何でだろうね…………
ただどんなにリメイクしても、
1969年にしか撮れないこの画面の贅沢さよ!!
アラン・ドロンという無邪気な二枚目を差し置いて元カレと飲んじゃうロミー・シュナイダーの "ザ・良い女" 感も…………
そしてこの、わっかいジェーン・バーキンの完璧さも…………
最高すぎるよ…………
この映画からしか摂取できない栄養があるというものだよ。
肝心のストーリーも見飽きず面白いし、
これはかなりストライクなのではないだろうか。
プールに入りたくなる!とにかく!!おれをプールに入れてくれ!!!
というわけで局所的なオタクにはグッサリ刺さる作品紹介であった。
紹介というよりこれはもう叫びか。
オタク万歳。
Emoru
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